松屋、25日から食品売場の営業を再開
5月25日11時、全館休業を続けていた東京・銀座の百貨店、松屋銀座本店が地下食品売場の営業を再開した。
マスクとフェイスシールドを着用し接客する女性
この日来店した女性客は「お気に入りのパンなど都内ではここでしか買えないものも多い。再開を待ちわびていた」と喜んだ。再開初日はパンの他、ケーキや佃煮などデパ地下の人気商品が売れた。
サーモグラフィで体温計測を行う
再開にあたって様々なコロナ対策をとる。施設・従業員の感染防止策を徹底。入口を限定し、来店客にもマスクの着用やソーシャルディスタンス確保、サーモグラフィでの体温計測などに協力してもらう。
レジではソーシャルディスタンスを確保して並ぶ
百貨店に出店するメーカー側にとっても初めての事態で需要が読み切れず、商品が売り切れる部分もあったが「おおむね混乱なく初日を終えた。今後もお客様にもご協力いただき安心、安全な店舗運営を行っていきたい」(松屋広報)とした。
東京都は緊急事態宣言の解除を受けて、26日に施設別休止要請の緩和ステップの「ステップ1」に移行した。6月1日からは「ステップ2」に入る。百貨店(一部売場を除く)も休業要請が緩和される見通しで、松屋銀座本店も全館営業を開始する。