次世代アートKyoto
タイトル:次世代アートKyoto
会期:11月3日(水)~8日(月) ※最終日は17時閉場
会場:大丸京都店6階イベントホール
入場無料・展示販売
期間限定URL=https://www.daimaru.co.jp/kyoto/jisedaiart_kyoto/
※10月26日(火)14時更新予定
会場では、次世代アーティストを8つの画廊・ギャラリーと2つの京都の次世代オーナーが担うアーティスティックなショップが初出店。
その中でも注目の「アフリカドッグス」についてご紹介いたします。
アフリカドッグスとは
アフリカドッグスは、 “みんなが笑って過ごせる世界をつくる”をビジョンに、アフリカ・トーゴ共和国と京都の職人文化をつなぐチャレンジをしています。
西陣にあるアトリエでは、トーゴ出身の職人と一緒に、アフリカンプリントでオーダーメイドの服を仕立てています。
お店について
京都・西陣は、かつて「お誂え」というファッション文化が息づいていたエリアです。
布を選び、採寸をして、お仕立てした服を、子どもや孫の代まで引き継いでいく。
そうした町に、アフリカドッグスのアトリエはあります。
アフリカには、かつての京都のような「お誂え」があり、結婚式やクリスマス、誕生日などのハレの日には、みんなお揃いの服を仕立てて、その時間を彩ります。
そんな本場・アフリカの仕立て職人と一緒に、お店を営んでいます。
トーゴから調達したアフリカンプリントだけでなく、パリコレクションにも採用される技術をもつ手描き友禅の職人、西田清氏からテキスタイルを仕入れています。
また、トーゴだけでなくガーナやベナンでも活躍していた仕立て職人、カブレッサ・デアバロ氏にオーダーメイドで仕立てを依頼することにより、世界で一着の服をつくっています。
服を長くつかってほしいという思いから、お直しサービスも承っています。
それは、「小豆3つぶんの布は捨ててはいけない」という京都の文化を反映してのことでもあります。
アフリカドッグス代表の中須俊治氏の経歴
1990年、京都生まれ。
滋賀大学経済学部卒業。
大学在学中に単身アフリカへ渡航し、ラジオ局のジャーナリストとして番組制作に携わる。
大卒後、京都信用金庫に入社。嵐山地域で営業を担当した後、2018年に独立・起業。
著書に『Go to Togo 一着の服を旅してつくる』(烽火書房)。
今夏のトーゴ渡航レポート(中須俊治氏)
今年5月から6月にかけて大丸京都店で出展させていただいたときに、お客様からアフリカンアートについての問い合わせを頂戴し、トーゴのアーティスト発掘をしてきました。
港町であるロメや、現地法人のあるパリメで、その地域にしかないオリジナリティを追求している作家のものを厳選しました。
また、トーゴの名前の由来となった村を視察、現地の宗教や文化に触れて、国や地域、民族、言葉を越えて、どのように人と向き合っていくかを熟考しています。
さしあたって、現地のNGOとパートナーシップを結び、畑仕事や小学校建設を通して、継続的にソーシャルインパクトをつくっていけるベースを整えてきました。
アフリカンアートについて
海辺のまち・ロメで見つけた、現代アートです。
コムラ・ロバート・セイジの3人組で切りもりする工房。
色彩豊かなタッチのものや、現地の道具とかけ合わせたもの、ユーモラスな作品のなかから、力強く生きる人たちを描いたものをピックアップしました。
京表具の小野澤さんとの出会い
「アフリカンプリント × 京表具のアートパネル」
障子や襖を張るときに登場する表具屋さん。
その張り替えの仕事は、ものを長く使う思想のもとに栄えてきました。
そしてそれは、大量消費社会の今こそ必要とされている日本の知恵だとも言えます。
そんな表具の技術と、別名「ハッピープリント」とも呼ばれるアフリカンプリントを融合させました。
「自分のアクションは水面のように波及する」という意味をもつアフリカンプリントは、見ているだけで幸せな気分にさせてくれます。
エネルギッシュなアフリカンプリントを、京表具の伝統工芸士である小野澤光紀氏がアートパネルにして皆さまにお届けします。
「おうち時間」が増えた現代に、アフリカ×京都のアートパネルを。
「うかし張り」という表具屋の技術が活きているので、もちろん張り替え可能です。
障子のように一年に一度、あるいは季節が移ろうごとに、変化を楽しめる仕様となっています。
【小野澤さんの紹介】
静好堂中島にて表具師として22年間修行。
茶室等の襖や障子、掛軸・屛風の制作を担当。
2017年 独立【京表具小野澤】設立
資格 京表具伝統工芸士 一級表装技能士
第25回技能グランプリ 表装部門全国2位入賞
京都表具協同組合主催 表美展 受賞歴
第42回 京都府知事賞
第45回 京都府技能士会連合会賞
第46回 京都府知事賞
第48回 京都新聞社賞
第50回 京都新聞社賞
第51回 京都商工会議所会頭賞
第52回 京都新聞社賞
第54回 近畿経済産業局長賞
第56回 京都商工会議所会頭賞
2018年 第86回東京インターナショナル・ギフト・ショー秋2018 SOZAI展出展
2021年 「DIALOGUE+」出展 オリジナルアートブランド coller-コレ- 発表
京都の学生とアフリカのコラボアートも出展します!
■京都精華大学
SDGsをテーマにした講義のなかで、アフリカドッグスからトーゴについての講話とテキスタイルを提供しました。
期末の課題として制作してもらった作品のなかで、秀逸だった作品を展示します。
■京都女子大学
女子大生の考える「アフリカンプリント✕ファッション」の在り方。デニムとあわせたり、ポイントで挿し色にすることで、日本人にも馴染みやすい使い方ができるのでは、と試行錯誤を重ねてきた軌跡を発表します。
続いては、
現役の大学生が手掛けたお店の紹介です。
「次世代アートKyoto」では「arch.」の商品も<展示>させていただきます。
※販売はしておりません。
arch.(アーチ)
次世代のアーティストを京都から発信する古着屋です。
京都府立大学の学生2人が京都からアートを盛り上げます!
古着×アートをテーマに、 古着や若手アーティストの作品を販売、 またリメイク古着なども展開しています。
着られなくなった服、捨てられてしまう 服もペイント、 アート、 リメイクを通してもう一度命を与え皆様のもとへ届けます。
そして、arch.は 単なる古着屋ではなく、自分で発信しずらい学生や社会人の作品を発信し、未来のアーティストとしての活躍の一歩目となる場所でもあります。
※こちらのショップは全て展示品のみとなります。
■arch.立ち上げの動機(アーチからのメッセージ)
学生の街京都には、才能があっても発信することができず自分の才能を開花できないまま、やりたいアートとはかけ離れた職につき、夢や思いを諦めてしまう人が多くいます。
そんな方の発信となる場所を作りたい、また人と人、依頼や仕事、アーティスト同士の「架け橋」となる存在になりたいと思いました。
■クラウドファンディングの成功
私たちは実店舗をオープンするためにクラウドファンディングに挑戦しました。
131人もの方に支援していただき、目標金額の100万円を達成することができ
多くの人に支えていただきながら、10月10日、京都市役所前にオープンすることができました。
arch.応援アーティスト
arch.応援アーティストとは、arch.が応援する若手アーティストで京都市役所前にオープンした店舗でも、様々なアーティストの作品を展示販売させていただきます
今回の「次世代アートKyoto」では以下の2人のアーティストの作品を展示します。
arch.のお店は、京都市役所前に今年の10月10日にオープンしたところです。
SUYASUYARI
大阪府出身のイラストレーター。
現在は京都芸術大学に在学、イラストレーターとしても活動中。
共通の表情を持つコミック調のイラストを展開しており、ZINEやポスターなどを中心に作品制作に注力している。
rekko
2020年京都造形芸術大学 こども芸術学科卒。
おりがみ、アイロンビーズ、毛糸など。素材としての魅力を活かし、なんでもないものを、いろんなものに変えてゆきます。
‟チリも積もれば、かわいくなる。”
「次世代アートKyoto」会場では、他にも注目の次世代アーティストが29人登場!
ぜひご高覧ください。
※やむをえない事情により、 予告なく営業時間・内容が変更または中止になる場合がございます。
※最新の情報はホームページをご覧ください。