にんべん、松坂屋上野店に惣菜専門店「一汁旬菜 日本橋だし場」を出店
にんべんは6月29日、惣菜専門店「一汁旬菜 日本橋だし場」を松坂屋上野店にオープンした。「かつおづくし弁当」、「豆腐ハンバーグ弁当」、「グリル野菜サラダ」などかつお節やだしを効かせた弁当や惣菜を揃え、近隣住民を取り込む。松坂屋上野店には以前に何度かポップアップストアを出しており、手応えがあったため常設の展開に踏み切った。
「一汁旬菜 日本橋だし場 松坂屋上野店」は地下1階の食品ゾーン「ほっぺタウン」の一角に構える。同店限定商品として、パンダが描かれたパッケージの「華味鳥とり天弁当」や「唐揚げとなすの生姜あん」を用意する。さらにポップアップで「だしわっぱ飯」の人気が高かったことから、おかずに「さけの白だし漬焼」を加えて魅力を高めた。フリーズドライの味噌汁や吸い物も取り扱い、プラス一品買いを狙う。
一汁旬菜 日本橋だし場は、以前は都心部やターミナル駅などに出店していたが、コロナ禍以降は生活圏に近い立地も視野に入れるようになった。今年3月に初の郊外エリアとして二子玉川 東急フードショーに出店し、今回も近隣住民の利用が多い同店を選定した。
トライアルとして行ったポップアップは回数を重ねるごとにリピーターが増え、好評の声が寄せられた。中でも年配の女性が多く、「ボリュームよりも味を重視するニーズが、一汁旬菜 日本橋だし場と相性が良いのかもしれない」と担当者は語る。傾向としては昼がピークで、自分用だけでなく複数個買っていく客が多いという。
百貨店からも客層との相性の良さに期待を寄せられ、事前にチラシを配布するなど告知に力を入れてもらった。それも寄与し、オープン初日は多くの客で賑わった。