2024年11月19日

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2022年2月 主要百貨店大手7社 売上速報

注)概況の文章は全て百貨店の発表によるもの

高島屋

大阪店 8.0
堺店 ▲6.9
京都店 ※1 ▲1.6
泉北店 ▲7.9
日本橋店 5.0
横浜店 ※1 4.4
新宿店 11.0
玉川店 ▲1.7
立川店 2.5
大宮店 ▲3.7
柏店 ※1 ▲4.3
㈱高島屋 各店計 3.2
岡山高島屋 ※2 3.6
岐阜高島屋 ▲8.6
高崎高島屋 ▲3.4
㈱高島屋単体および国内百貨店子会社 計 2.8

※1.京都店の売上高は「洛西店」、横浜店の売上高は「タカシマヤ フードメゾン 新横浜店」、柏店の売上高は「タカシマヤ フードメゾン おおたかの森店」を含む。※2.岡山高島屋の前年比は2021年2月に営業を終了した「タカシマヤ フードメゾン 岡山店」の売上を含む前年実績との対比。

【概況】

2月度の店頭売上げは、依然として新型コロナウイルスの影響を受けたものの、前年の緊急事態宣言による一部店舗の営業時間短縮や外出自粛影響の反動に加え、高額品が引き続き好調に推移し、前年実績を上回った。店頭売上高は、前年比2.8%増、前々年比 4.8%減、免税売上高は前年比9.3%増、前々年比 42.0%減だった。免税を除いた店頭売上高は、前年比2.6%増、前々年比3.6%減となった。店舗別売上では、大阪店、日本橋店、横浜店、新宿店、立川店、岡山店が前年実績を上回った。商品別売上げ(同社分類による15店舗ベース)では、紳士服、紳士雑貨、婦人雑貨、特選、宝飾品、呉服、美術、食料品が前年実績を上回った。

 

大丸松坂屋百貨店

大丸心斎橋店 9.2
大丸梅田店 ▲3.9
大丸東京店 10.3
大丸京都店 2.7
大丸神戸店 4.5
大丸須磨店 ▲8.9
大丸芦屋店 5.2
大丸札幌店 ▲12.6
大丸下関店 ▲6.8
松坂屋名古屋店 5.6
松坂屋上野店 ▲2.1
松坂屋静岡店 12.8
松坂屋高槻店 ▲11.6
店 計 1.0
既存店 計 ※4 2.3
法人・本社等 3.8
大丸松坂屋百貨店 合計 1.2
既存店 計 2.4
博多大丸 12.6
高知大丸 ▲24.4
百貨店事業 合計 1.6
既存店 計 ※4 2.7

※1. 2021年度から、これまで各店の実績に含めていた法人外商売上げや本社に帰属する収益を法人・本社等として開示している。対前年増減率は前年実績を組み替えて算出している。※2. 2021年度から、これまで不動産事業に含めていた不動産賃貸収入について、GINZA SIXは法人・本社等へ、百貨店周辺店舗等は各店へ含めている。対前年増減率は、前年実績を組み替えて算出している。※3. 松坂屋豊田店は、2021年9月末日に営業を終了した。※4. 既存店計には、松坂屋豊田店の値を含まない。 

【概況】

2月度の売上高は、新型コロナウイルス感染症の拡大や、大丸札幌店において記録的な大雪の影響などを受けたものの、ラグジュアリーブランドや宝飾品が好調に推移し、大丸松坂屋百貨店合計(既存店)では対前年比2.4%増、関係百貨店を含めた百貨店事業合計(既存店)では同比2.7%増となった。 店舗別では、直営13店舗中7店舗と博多大丸が前年実績を上回った。 大丸松坂屋百貨店合計の免税売上高は対前年比19.1%増(客数同比39.7%減、客単価同比97.5%増)であった。

2月度の大丸松坂屋百貨店の店計売上げ(法人・本社等の本年・過去実績を除く既存店)は、対前年度2.3%増、対19年度7.9%減、対18年度28.4%減、うち国内売上高(免税売上高の本年・過去実績を除く)は対前年度2.1%増、対19年度5.4%減、対18年度19.0%減だった。

三越伊勢丹

伊勢丹新宿本店 店頭 11.1
三越日本橋本店 店頭 10.9
三越銀座店 14.9
伊勢丹立川店 ▲15.6
伊勢丹浦和店 2.1
三越伊勢丹 計 9.0
札幌丸井三越 ▲10.9
函館丸井今井 ▲20.3
仙台三越 ▲8.6
新潟三越伊勢丹 ▲9.4
静岡伊勢丹 ▲0.7
名古屋三越 ▲7.4
広島三越 ▲12.3
高松三越 ▲8.0
松山三越 13.1
岩田屋三越 ▲1.9
国内グループ百貨店 計 ▲6.7
国内百貨店 計 2.2

【概況】

各地域におけるまん延防止等重点措置の適用および天候不順の影響を受け、グループ百貨店を中心に月全体を通して売上げが伸び悩むも、顧客向けイベントを実施した首都圏三越伊勢丹ではロイヤルティの高い客の購買などにより売上げを下支えした。国内百貨店計の売上げは5ヶ月連続、首都圏三越伊勢丹計の売上げは6ヶ月連続で前年を上回った。

伊勢丹新宿本店、三越日本橋本店では、顧客向けのイベントなどにより、時計・宝飾・ラグジュアリーブランドなどの高付加価値な商品が好調に推移した。気温が低い状態が続き、春物衣料の初動は鈍いながらも、ハンドバッグや靴、装身具といった服飾雑貨では新作への関心度が高かった。免税売上げは、首都圏三越伊勢丹計、国内百貨店計ともに前年実績を上回った。

 

そごう・西武

西武池袋本店 2.2(20年比▲13.1)
そごう・西武全社(10店)計 8.6(20年比▲6.9)

【概況】

2月売上げは全10店計で既存店前年比2.2%増だった。プレステージブランドは、前年・20年2月比ともに、約130%と大きく売上げを伸ばした。高級雑貨計も前年比約10%増で、20年2月比は約100%を確保した。一方衣料品計では、前年比約5%増も、20年2月比は約10%減に留まった。

免税利用売上げでは前年比約10%減(20年比約60%減)、客数は前年比約25%減(20年比約90%減)の結果となった。

松屋

銀座店 12.8
浅草店 5.5
銀座本店(銀座店、浅草店合計) 12.3

【概況】

2月の銀座店は、売上高が前年に対して約13%増となった。ラグジュアリーブランドの売上高は前年比約3割増、宝飾が前年比約8割増となる等、高価格帯商品群が堅調に売上げを伸ばし全館を強く牽引した。2月においては、新型コロナウイルスオミクロン株の拡大により客足等の懸念がくすぶる中、売上高対前年比では、影響は軽微に留められた。

阪急阪神百貨店

阪急本店 6.8
阪神梅田本店 ▲1.3
支店計 ▲5.1
全店計 1.0

【概況】

1月下旬以降、「まん延防止等重点措置」が継続するなか、来店動機に繋がるバレンタインなどのモチベーション商戦が下支えとなり、阪急本店が健闘した。その結果、売上高は前年実績を上回る結果となった。 来店を敬遠する人が多く、オンライン売上高(EC・リモートショッピングサービス「Remo Order」)が前年の2割増と好調に推移した。

阪急本店は、服飾雑貨やラグジュアリーの売上高前年比が2割増と好調を継続した。アイテムでは、バッグや宝飾品、時計が牽引する傾向が続く。特に100万円以上の高額品の売上高が前年比4割増と高伸した。また、リモートでの働き方が増えたことで、オンライン会議で画面越しのお洒落を意識することにより、胸元や耳周りを彩るアクセサリーや、今季注目アイテムのブーツなどが好調で、売上高は前年実績を上回る結果となった。バレンタインチョコレートの売上高は約24億円、前年比108%と伸長し、過去最高だった前々年の約25億円に迫る結果だった。感染対策のため9階特設会場でソフトクリームなどイートインメニューを中止したものの、リアル会場、ECとも前年実績を上回った。オンライン施策として、売上高が前年比約4割増となったEC以外にもOMO施策に注力。専用SNSアカウントの新設による商品の再入荷情報などタイムリーな情報発信や、YouTubeチャンネルやインスタグラムを活用した高頻度のライブ配信など、新たな取り組みを強化したことが奏功した。

 

近鉄百貨店

あべのハルカス近鉄本店単独 ▲0.8
(あべのハルカス近鉄本店Hoop等を含む) ▲2.5
上本町店 ▲13.7
東大阪店 4.3
奈良店 ▲10.0
橿原店 ▲11.4
生駒店 ▲3.0
和歌山店 ▲10.6
草津店 ▲5.8
四日市店 ▲10.8
名古屋店(近鉄パッセ) 2.0
合計 ▲6.3

【概況】

あべのハルカス近鉄本店の2月は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で外出自粛傾向が前月よりさらに強まったが、感染防止対策を徹底し開催した「バレンタイン ショコラ コレクション2022」や食料品売場のイベントホールなど食関連のイベント強化により、売上高は対前年比0.8%減に留まり、インバウンドを除く国内売上高実績は前年を上回った。商品別では、外商の取り組みを強化しているラグジュアリーや時計などの高額品が前年実績を大きく上回ったほか、卒入学式などオケージョン向けの婦人服や子供服がよく動いた。ネットショップでは、バレンタインが好調で過去最高となる1億円を突破しました。また、外出自粛が強まる中で取扱い売場を拡大している「でんわ de オーダー」も売上高を伸ばした。


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