にんべんは新たな販路を積極的に開拓し、顧客接点を増やしている。かつて主要だった贈答ニーズは縮小の一途を辿り、他の収益源の確保は喫緊の課題だ。飲食や惣菜、弁当といった直営事業の強化に加え、業務用や海外にも本格的に進出。複数のチャネルによる成長を目指す。また、これらのチャネルをきっかけとして、日常でだしを使用する機会を増やし、商機に繋げる狙いもある。2021年度・・・
にんべんは新たな販路を積極的に開拓し、顧客接点を増やしている。かつて主要だった贈答ニーズは縮小の一途を辿り、他の収益源の確保は喫緊の課題だ。飲食や惣菜、弁当といった直営事業の強化に加え、業務用や海外にも本格的に進出。複数のチャネルによる成長を目指す。また、これらのチャネルをきっかけとして、日常でだしを使用する機会を増やし、商機に繋げる狙いもある。2021年度・・・
三陽商会にとって22年度は、これまでの「守勢」から「攻勢」に転じるターニングポイントになる。新・中期経営計画が始まり、持続的成長戦略と中長期的な企業価値向上に向け、2年間の「再生プラン」で実行してきた改革を継続しながらも、攻めの戦略に軸足を移していく。24年度(25年2月期)に売上高520億円、営業利益率10%を目指し、新たな成長戦略に向けて陣頭指揮を執る大・・・
2022年の元日を祝うとともに、百貨店業界の発展を祈念し、高島屋の村田善郎社長のインタビューを掲載する。 ※以下、僚誌「ストアーズレポート」2022年1月号の転載です。2022年1月7日まで無料公開中です。 高島屋は数年来、百貨店を根幹に事業のウイングを広げ、成長への土台を強固にしてきた。東神開発を中心とする商業開発業は今や〝稼ぎ頭〟で、・・・
ミキハウスが今年、創業50周年を迎えた。百貨店を中心に販路を広げ独自の地位を築いてきたが、小売業界や消費者の価値観が大きく変わる中で、新たな販売手法を求められつつある。これに木村皓一社長は「高品質な商品、知識や経験の豊富な販売員、充実した環境」の3つを揃え、〝あえて来る価値がある売場〟をつくる必要があると語る。同社は以前より商品のクオリティや販売員の接客力に・・・
15日に10周年を迎えた阪急メンズ東京が20日、その記念企画を始める。12月末まで、モノからコトまで“10周年ならでは”が盛り沢山だ。期間中に展開するコンテンツの総数は200にのぼるという。1984年10月6日に「有楽町阪急」として産声を上げ、2011年10月15日に“メンズ館”に刷新された同店。節目に際し、記念企画を通じて何を発信するのか。永年のファンに、・・・
「先義後利」に基づき企業戦略とサステナビリティ経営を一体化 Jフロントリテイリングでは、コロナ禍によって劇的に変化した環境に適応していくため、2021年度から新たな中期3カ年経営計画が始動している。19年度の連結営業利益の水準に戻し、コロナ禍からの「完全復活」と24年度以降の「再成長」への道筋をつけるための3年間になる。この策定にあたり、2030年の目・・・
構造改革の延長線上に成長戦略 三陽商会は2カ年の「再生プラン」が今年度(22年2月期)に終了する。前期で不採算売場の撤退、在庫圧縮、人件費抑制などコスト削減策が進み、今期は基礎収益力の回復と黒字化を目標に、事業構造改革を加速させている。滑り出しの第1四半期は、前期から継続して取り組んできた諸施策の効果が表れ、順調な業績で推移した。今期は来期以降の成長戦・・・
百貨店とアパレルメーカー、服飾雑貨メーカーの共存共栄に秘策アリ――。今年3月1日付で高島屋新宿店長に就いた難波斉執行役員には、前任のジェイアール東海高島屋常務営業本部長時代に描き、温めてきた“衣料品・雑貨販売革命”のプランがある。百貨店業界は長く、衣料品を利益の根源としてきた。しかし、ファストファッションやインターネット通販サイトの台頭などを背景に、近年は不・・・
コロナ禍で生活者のライフスタイルや消費の仕方が激変している。政府の緊急事態宣言を受けて、多くの百貨店は臨時休業という異例の対応を強いられた。営業を再開したものの、新しい売り方、情報発信の仕方が問われており、新たな百貨店ビジネスモデルへの変革を急がなければならない。阪急阪神百貨店は、今年1月に「『お客様の暮らしを楽しく、心を豊かに、未来を元気にする』楽しさナン・・・