近鉄百貨店、橿原店を新装オープン
近鉄百貨店は23日、橿原店を新装オープンした。6階の「ジュンク堂書店」の面積を約3倍に広げ、文具や児童書のコーナーを設けるとともに、エスカレーターの周辺で「センターコート」と呼ぶ吹き抜け空間を「やぎもくひろば」に刷新。地域の主産業である「吉野林業」にフォーカスし、木の温もりを感じられるベンチやテーブルなどを配した。同社は同店の全館改装を進めており、今回は第1期に当たる。来春にはジュンク堂書店に隣接してカフェを誘致し、1階にはハンズとの協業で「プラグスマーケット」を開く方針だ。
約3倍に拡大したジュンク堂書店は、「丸善」の文具や児童書のコーナーを新設。従来のジュンク堂書店は文具を扱っておらず、児童書は以前の約3倍になるなど、品揃えの幅が広がった。児童書のコーナーは、親子で絵本を探すなど、ゆっくりと過ごせる。イベントスペースも構え、季節に合わせてステーショナリーやこだわりの雑貨などを提案する。
やぎもくひろばでは、イベントを定期的に実施。23日は「移住コンシェルジュ」による「奥大和移住相談会」を行い、23~29日には奈良県南部や東部の情報を伝える「奥大和情報発信コーナー出張所」が、23日~12月6日にはハンドメイドの作品が集う「手シゴトマルシェ」が、それぞれ開かれる。
(野間智朗)