近鉄百貨店、FC形式でフルーツカフェ「フルフルール」を運営へ
近鉄百貨店は、フランチャイズ事業としてフルーツカフェ「フルフルール」を立ち上げる。あべのハルカス近鉄本店のタワー館12階のレストラン街に8月3日、第1号店を開く。同社は2021~24年度の中期経営計画の基本方針の1つに「百貨店の強みの収益事業化」を掲げ、FC事業の強化に積極的に取り組んでいる。2021年度(21年3月~22年2月)のFC事業の売上げは100億円を達成し、2022年度は1.5倍の150億円を目指す。
フルフルールは、井上商事からノウハウ提供を受け、同社がFC形式で運営する。「旬のフルーツを一番美味しいタイミングで提供すること」をコンセプトに、独自の物流ネットワークを使って契約農家から店舗へ鮮度の高いままスピーディに届ける。
メニューはウェルカムプレート、お食事、フルーツ、スイーツなどで構成される「フルフルールコース」(3480円)、パフェ(2000円)など。フルフルールコースでは、フルーツとスイーツの“おかわり”が自由だ。
同社は「東急ハンズ」、「ファミリーマート」、「成城石井」などのFCを各店で展開しており、今年6月末時点で14業種44店舗を擁する。フルフルールも今後は各店へ広げていく。