名鉄百貨店、石川仁志専務が社長に昇格
名鉄百貨店は5月31日、専務取締役の石川仁志氏が社長に昇格する人事を発表した。6月23日に開催される株主総会を経て、正式に決定する。柴田浩社長は顧問に就く。同社は交替の理由について、「名駅再開発計画の延期にともなう対応としてのリモデル計画は一段落したため、このタイミングでのトップ交代により若返りを図る」と述べた。今後の名古屋駅再開発計画の着工に向け、百貨店の在り方の検討も含めて新体制で進めていく方針だ。
名鉄百貨店本店は、2022年に着工を予定していた名古屋駅周辺の再開発に向けて店舗を一旦閉じる予定だったが、コロナ禍により計画が延期。これを受け、2021年度(21年4月~22年3月)を「リ・スタート」の年と位置付け、10億円を投じてリモデルを実施した。22年度以降は、リモデル効果を高めて数字に結び付けることを最重要課題として取り組んでいく。
石川仁志(いしかわ・ひとし)氏略歴
1962年2月18日生まれ、60歳
1985年3月東京外語大学外語学部卒
1985年4月名古屋鉄道入社
2012年5月名鉄百貨店顧問
2012年6月名鉄百貨店取締役執行役員
2017年5月金沢名鉄丸越百貨店代表取締役専務
2018年6月名鉄百貨店取締役兼金沢名鉄丸越百貨店代表取締役社長
2021年4月名鉄百貨店専務取締役