25年ぶりの大規模改装を進める松坂屋静岡店、4月27日に第1期グランドオープン
25年ぶりの大規模改装を進める松坂屋静岡店は先頃、第1期を4月27日までに完成させると発表した。本館の5階と6階を生活提案型に再編するとともに、ラグジュアリーブランドやアート、宝飾品、時計を拡充し、本館7階には都市型のアクアリウムを誘致。本館の地下1階と地上2~7階、北館の1~2階を4月27日までに一新し、北館の3~4階は今夏に、本館の地下1階と地上2階、同8階、北館の地下1階と地上5階は第2期として2024年春に、それぞれ新装オープンする。
第1期の改装は、北館の3~4階を含めて全館の55%が対象。2万5452平米のうち、1万4060平米におよぶ。
本館地下1階の改装は第2期までかかるが、4月27日には「麻布かりんと」がオープン。「ここにしかない高感度・高鮮度の『食』に出会うフロア」を目指し、今後も新規のブランドの誘致や既存店舗のリニューアルを推し進める。
本館2階は「パーリーゲイツ」を入れ、「ゴルフプラザ アクティブ」や「アダバット」、「カステルバジャック」、「ランバン スポール」、「ルコックスポルティフ ゴルフ」、「マンシングウェア」をリニューアルしてゴルフのカテゴリーを拡充するほか、「トミー ヒルフィガー」、「ラコステ」、「ラルフローレン」を男女のコンバイン型に切り替える。同階は「アクティブなライフスタイルを楽しむフロア」となり、紳士服や婦人服、紳士雑貨、肌着、靴下、ゴルフなどを扱う。
本館3階は「ネイルズユニーク」、「ボディアーキ」、「デッサン」、「23区セレクト」を誘致し、「アンタイトル」を刷新。従来は婦人服のみで構成してきたが、「外見も内面も自分磨きを楽しむフロア」と位置付け、ネイルケアやエステまで揃える。
本館4階は「ミキハウス」、「ファミリア」、「生活の木」、「ハウスオブローゼ」、「香ぎゃらりぃ」をリニューアルし、婦人服や子供服、フォーマルウエア、ナチュラルコスメ、サプリメント、アロマ、眼鏡などを扱う「親子で家族で“私のお気に入り”を見つけるフロア」に生まれ変わる。
本館5~6階には4月27日、ナフコの「ナフコ ツーワン スタイル」が百貨店に初めて進出。品揃えは従来の強みである若いファミリー層に加え、百貨店の中心顧客にも対応し、同5階は「リビング」や「ダイニング」、「キッチン」、「ガーデン」、「インテリア」など、同6階は「ベッドルーム」、「バス・トイレ」、「SOHO」、「インテリア」などのカテゴリーからなる。
本館7階には、SMBC信託銀行が都市型アクアリウムを開く。詳細は3月に発表する予定だ。
北館2階には3月23日、「アート&ラグジュアリーサロン(仮称)」が誕生。近代日本画や洋画などの「Authentic」、現代アートをはじめとする「Modern」、ラグジュアリーブランドのポップアップショップなどの「Luxury」、高級なワインやクラシックカメラといった「New Category」、セミナーや作家との交流などの「Experience」の5つの切り口で、モノやコトを提案していく。サロンの壁面の一部はガラス張りで、通路から中が見えるようにして新しい世界、体験との“偶然の出会い”を演出する。
北館の3~4階は「充実した生活を過ごすための美と健康を支えるフロア」と定めたが、詳細は今夏に発表する。