津松菱の「三重の食フェア」八木橋で第4弾
松屋銀座本店から始まった津松菱が主催する食のイベント「三重の食フェア」が東武池袋本店、京急百貨店に続く第4弾が年明け早々の八木橋で始まった。今年創業125周年を迎えた八木橋の初売りは1月2日。同日から『新春初売り祭』(1月2日~11日)が始まり、125周年記念の福袋や各階でのブランド福袋、「冬のクリアランスセール」、地階の食品フロアで「食品初売り祭」、1階で「コスメティックフェア」、8階カトレヤホールで「岩合光昭の世界ネコ歩き写真展」、「三重の食フェア」(1月5日~10日)は7階催事場で開かれた。
八木橋での三重の食フェアには三重県の協賛があったことから熊谷市のマスコットキャラクター「ニャオざね」と津市のPRキャラクター「シロモチくん」が来店して来場者と記念写真を撮るなどで会場を盛り上げた。これまでの三重の食フェアへの出店は食の業者に限られていたが、今回は県の協賛効果で伊勢志摩パール業者も加わり、三重の代表的商材である赤福の「赤福餅」も限定販売で登場した。
今回の三重の食フェアには23社が出店。牡蠣めし膳・鯛めし膳の三重おわせ久㐂、伊勢うどんのかいだ食品、九華ショコラのカフェドアンダニエルズ、伊勢ひりょうずの若松屋、ひつじのカスティーリャのカルネロ カステ、晩生みかんのかきうち農園、イセカルダモンなどの既存業者が集結。新たに加わった業者も多い。東洋軒がブラックカレーパンとレトルトブラックカレー、カマイチが焼きちくわとさつま揚げ、サコウ食品が王将昆布、畑辰商店がサンマ丸干しなどの干物、ぎょうざ衛門が満月餃子。
これに加え魚健が手こね寿司、mom’sが松阪豚バラ重と松阪豚ロース重、やき肉 千力が松阪牛赤身ステーキ&カルビ弁当、日本料理 蔵楽が尾鷲産ガス海老天むす弁当と三重県産真鯛潮汁、若松屋が伊勢ひりょうずを実演販売した。実演販売には新規出店業者が多い。伊勢うどんのかいだ製麺所はイートインスペースを設け、熟撰伊勢うどん、つゆだく伊勢うどん、アオサ入り・芋とろろ入り・松阪牛入りなどの伊勢うどんを提供した。
1月2日から新年営業となった八木橋には創業125周年を記念したイベントや福袋やクリアランスセールなどによる初売り祭り、イベントでは世界のネコ歩き写真展の開催などで動員がかかり、三重の食フェアへも集客をもたらした。加えて開催期間中に連休(1月8~10日)が入ったこと、八木橋が折り込みチラシで三重の食フェアを告知したことも集客を高めた。フェアに出品した商品は全般的に当たりが良く、実演の弁当類やお食事処を設けた伊勢うどんも好調。三重県で行列のできるデ カルネロ カステのプレーンカステラは完売となった。
【「三重の食フェア」に関する内容や開催希望などの問い合わせ先は津松菱常務営業本部長 川合氏まで。 TEL:059⁻228⁻1311(代)】