東武宇都宮百貨店、本店を地域密着型で改装 栃木県内で人気の3ショップ
東武宇都宮百貨店は、改装にも“地域密着”を採り入れた。11月中旬~12月1日にかけて、宇都宮本店に栃木県内で人気のショップを相次ぎ導入。11月18日に「黄金とんかつ 博多もつ鍋 一福来(いちふく)」が8階のレストラン街に、同24日に1階の食品売場に「記憶に刻め PLUS」が、12月1日に同じく1階の食品売場に「パティスリー ペニーレイン 東武宇都宮店」が、それぞれオープンした。いずれも百貨店に出るのは初めてだ。東武宇都宮百貨店は企業や学校らとの協業をはじめ、地域密着の姿勢を鮮明に打ち出してきたが、改装にも広げて独自性を強める。
一福来は、栃木県を代表する「ヤシオポーク」や栃木県産の米、佐野市の早川食品が手掛けるオリジナルブレンドソースなどを使ったとんかつで知られ、夜はもつ鍋も楽しめる。
記憶に刻め PLUSは、県内に3店舗を構える「高級食パン専門店 記憶に刻め」の新業態。生食パンやサンドイッチのテイクアウトに加え、イートインコーナーではトースト、サンドイッチ、スープ、ドリンクなどを提供する。
百貨店業界では、売場の同質化が課題だ。東武宇都宮百貨店は地域密着型の改装で宇都宮本店を活性化する。