2024年11月19日

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生活インフラ業種へ清掃ロボットを無償提供 ソフトバンクロボティクス

ソフトバンクロボティクスは、医療施設や小売業などの生活インフラとされる6業種を対象に、AI清掃ロボット「Whiz(ウィズ)」と清掃方法の確立をサポートする「施設清潔度診断サービス」を無償で提供する。昨今のコロナ禍による、清掃業務へのニーズの高まりにより、清掃業界や清掃員への負荷が増大していることから実施に至った。

 

ソフトバンクロボティクスの公式サイトから申し込みができる。申込み期間は4月15日~5月15日で、無償提供期間は4月15日~6月30日を予定する。対象業種は医療施設、介護施設、駅などに加えスーパーマーケットや百貨店などの小売業も対象とする。

 

ウィズは、主に床の清掃を目的とする自律走行が可能なAI清掃ロボット。使用手順はまず、ウィズを手押しして清掃エリアの地図データを作成し、記憶させる。その後はスタートボタンを押すと、記憶したデータを基に清掃ルートを自律走行する。

清掃ルート上に人や障害物が出現しても、搭載された複数のセンサーが検知することで、回避しながら走行できる。清掃時の品質を一定に保てるという利点もある。

 

施設清潔度診断サービスは、まず科学的に施設の床の清掃具合と空気中の清浄度を数値化し、清掃具合を把握する。その診断の結果を基に、ソフトバンクロボティクスがロボットと人間の清掃作業を分担させる清掃方法の構築をサポート。施設をより清潔にし、清掃員の負荷を減らす解決策を提案する。

 

ソフトバンクロボティクスの調査では、「新型コロナウィルス対策の以前と以後で求められる清掃品質や業務の内容に変化があった」という回答が約56%、「現環境下での清掃業務に恐怖や不安を感じる」という回答が約57%に上るなど、物理的、心理的な負荷が増大していることが判明した。