資生堂、那須工場に見学施設をオープン
資生堂は12月4日、栃木県大田原市の那須工場内に、見学施設「SHISEIDO BEAUTY PLAYGROUND」をオープンする。製造から出荷まで商品が生み出される実際の現場を見学でき、高品質かつ安全安心なモノづくりや化粧品の知識を学べる。この施設を通じて那須工場が企業やブランドについての発信拠点となることを目指す。
SHISEIDO BEAUTY PLAYGROUNDのコンセプトは、「PLAY BEAUTY! (美を遊ぼう!)」。資生堂によると「化粧品を身近に感じられるような遊びを通して、美を楽しみ、学んでいただきたいという想いを込めた」という。ガイドが案内するツアー形式で、様々な美の体験を提供する。
施設内には、資生堂や那須工場の概要を映像で紹介する「イノベーション シアター」、製造工程をチャート形式で、製造工程のこだわりや技術をプロジェクションマッピングで解説する「ファクトリー チャート」と「テクノロジー ズーム」、実際の製造現場を見学できる「ファクトリー ショーウィンドウ」、メイクを自分の顔に投影するシミュレーションができる「マジックメイクアップチューブ」などをはじめ、様々なコンテンツを用意した。
申し込みは資生堂公式ホームページから可能。感染予防対策として、サーモグラフィーの設置、マスク着用、手指消毒、清掃・消毒の徹底などを行う。当面、来場者を栃木県在住の人に限定し、1日2組までとする。
那須工場は、「エリクシール」など国内外向け中高価格帯スキンケア商品を製造する。昨年12月に本格稼働を始めた。高品質を実現するクリーンな生産環境が特徴で、建設に約350億円を投じた。