大手百貨店、一部の店舗で全館営業を順次再開
百貨店業界では、都道府県の商業施設に対する休業要請の緩和や解除にともない、感染防止策を施した上で、全館営業に乗り出す店舗が増えてきた。大丸松坂屋百貨店は11日に高知大丸、13日に松坂屋静岡店で、高島屋は14日に玉川高島屋S・C、立川高島屋S.C.、柏高島屋ステーションモールで、そごう西武は15日に西武秋田店とそごう徳島店、21日に西武福井店で、それぞれ全館営業を再開。地域の住民から生活必需品の販売を求める声が多いほか、取引先も含めた従業員の雇用を維持するため、各社は決断した。
各社は店舗の消毒や従業員のマスクの着用、ソーシャルディスタンスの確保、混雑時の入店制限など、新型コロナウイルスの感染防止策を徹底した上で、食料品以外の売場を開く。
営業時間は、大松松坂屋百貨店の高知大丸が11時~18時、松坂屋静岡店が10時~18時(食品売場以外は11時~)、そごう・西武の西武秋田店、そごう徳島店、西武福井店が10時~18時、玉川高島屋S・Cの百貨店が10時30分~18時、専門店が10時30分~18時など、立川高島屋S.C.の百貨店が11時~18時、専門店が11時~18時、柏高島屋ステーションモールの百貨店が10時30分~18時、専門店が19時。
今後も特定警戒対象都道府県以外に位置する百貨店は順次、全館での営業を始める見通しだ。