松屋、女性インナー売場を改装 新規4ブランド導入し前々年比40%増目指す
松屋銀座はランジェリー売場を改装した。8月10日から順次新規ブランドがオープンする。コロナ禍で家での過ごし方が変化した。シンプルで豊かな充実を求める消費者が増えランジェリーに求めることも従来のシェイプアップから、自身の自然体の美しさを求める傾向へと変化。そこでシンプルで自然体を表現できるランジェリーや「美と健康」をトータル提案できるレッグウェア、ボディウェアなどのアイテムを拡充する。
改装では4つのブランドを新規に取り扱う。8月10日には「マイミア」、「イルフェリーノ」、13日に「ユエ」、20日に「ウォルフォード」がオープンする。売場面積は改装前と変わらない640㎡だが、売上げ目標は前々年比140%とした。ワコールブランドのプレステージ3ブランドを引き継いだユエは既存客はそのままに、新規顧客を獲得して行く狙い。昨年2月に導入したインポートブランドも好調。さらに20日に開始するウォルフォードで同店の価格帯の中央部分を強化する。
「マイ ミア」は宝石のような美しいレース使いが特徴のランジェリーブランド。日本の国内縫製工場で丁寧に縫製される。熟練した職人しか扱うことができないフランスの世界最高峰の希少なレースは、アパレルのトップブランドも採用する。一般的なラッセルレースに比べ立体感があり、フランスメーカーならではのフレッシュなカラーと透明感がある洗練された表情が特徴的。神成舞氏が手掛けるデザインは、洋服や日本人の体形に沿いつつもインポートのランジェリーの雰囲気を持ち、洗練されたスタイルを好む大人の女性に人気が高い。ランジェリーや1枚で着られるドレスなどを提案する。
「イルフェリーノ」はモードで斬新なランジェリースタイルを発信。人それぞれの構造美を感じられるランジェリー&ボディウェアを提案する。
「ユエ」はワコールの新ブランド。手洗いできるシルクインナーや極細のナイロン糸を使ったブラジャーのバック素材など厳選した上質な素材を使い、日常の中の豊かさや心地よさを提供する。ユエ独自の縫製で国内生産し、「すべてが高い次元でバランスが取れている、心地よい美しさや体験」の提供を目指す。オープン記念として松屋カードを利用の上、2万2000円以上購入の先着30名に「ナイトビージェル」をプレゼントする。
「ウォルフォード」は1950年にオーストリアで設立。今回日本に再上陸した。ディテールにこだわり最新技術を取り入れたテクニカル素材でデザイン、クオリティとも最高のレッグウェア、ランジェリー、ボディウェアブランドを提供する。松屋銀座のショップはフルラインナップの品揃えで常設展開する。ウォルフォードでは廃棄物を生み出さないデザインで製品と原料を使い続け、自然システムを再生するという概念「クレイドル・トゥ・クレイドル」に基づき商品開発を続けている。松屋もこの取り組みに賛同し、店頭で商品を回収する。オープン記念として1万1000円以上購入の先着30名にブランドオリジナルポーチをプレゼントする。