2024年11月19日

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松屋銀座、ドッグフードの専門店が好調 カウンセリングで客との距離縮める

松屋銀座店が1月28日に7階リビング売場に開いた、ドッグフードの専門店「ごはんの窓口」が好調だ。犬の食事の資格を持つ販売員がカウンセリングし、フードを提案するサービスがペット愛好家の心を掴み、開始から1カ月で約600名が来店。客足が鈍りがちな時期にも関わらずコンスタントに訪れている。加えて客の約半数が何らかの商品を購入するなど購買率も極めて高く、同期間で会員登録者数も目標値を上回った。

このブランドを導入した背景として、コロナ禍で人々が外出を避けるようになった結果、ペットを飼う人が増えていることが挙げられる。一般社団法人「ペットフード協会」が20年10月に行った調査によると、1年以内に飼育を始めた人のペットの数は前年に比べて増え、増加率も過去5年の中で最も高くなっている。

ごはんの窓口はカラーズ社の運営で、同社によると「1カ月分およそ5000~1万5000円のフードプランを提案する」など、一般的に量販店で流通するドッグフードよりは高価格帯に位置する。売場には犬の食性や栄養学などの知識を持つ、ペットフードの専門家「ペットフーディスト」が常駐。犬の健康状態や現在の食事の状態などをカウンセリングする。その内容に合わせ、最適なドッグフードを60種類以上の中から組み合わせて提案する仕組みだ。

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