重要無形文化財 色鍋島 今右衛門の美展
今右衛門窯の色絵磁器は、江戸期・色鍋島の370余年の伝統を今に伝え、国の重要無形文化財の保持団体に認定されています。十四代今泉今右衛門氏は、襲名以来「墨はじき」の仕事による十四代としての「新たな美意識」の確立と、江戸期の手仕事を今に伝え、今右衛門窯としての「現代の色鍋島」の追求との両輪に挑んでこられました。
本展では、当主十四代の作品と、今泉今右衛門窯の技を守り、伝え続ける重要無形文化財 色鍋島今右衛門技術保存会の作品をあわせて一堂に展観いたします。ひなまつりや端午の節句の飾り、季節の装いの器など、“今”の時代を彩る今右衛門の色鍋島による色絵磁器を展覧いたします。
《十四代 今泉今右衛門 profile》
1962年生まれ。武蔵野美術大学卒業。1990年家業に入り、2002年に十四 代今泉今右衛門を襲名。2012年日本陶芸協会賞受賞。2014年重要無形文化財「色絵磁器」の保持者(人間国宝)に認定。陶芸家としては史上最年少の51歳での人間国宝認定で話題を呼ぶ。
【作品例】
今泉今右衛門家は、江戸期・鍋島藩の御用赤絵師として精巧な技術を積み重ね現代まで14代・370年の時を刻んで参りました。この作品は、日本磁器誕生400年を記念し、今右衛門窯の象徴として技術の粋を集め制作したものです。この「色絵亀甲桐地丸紋模様額皿」の絵柄は、丸紋の中に色鍋島の伝統的な吉祥文様の橘・桜・桃・松竹梅・宝尽し・柘榴・仏手柑・唐花文を現代的に配し、背景は亀甲桐地紋、淵文様は宝尽し地紋、裏文様には十二カ月の丸文様を描きました。 歴史に感謝し、今右衛門窯の原点「色鍋島の技術」により生み出された記念の作品です。
1698年徳川綱吉の養女が水戸家に嫁ぐときに献上されたといわれている江戸期の姫皿を基に、大正期十代今右衛門が姫皿を制作しています。その後昭和初期十一代今右衛門が殿皿を制作しています。それらの形状・文様を基に、殿皿は橘文を荘厳に表現するため十四代の代表的技法であるプラチナ彩を取り入れ、姫皿は桜文と唐花文を華やか色絵で華麗に、そして裏文様は唐花文、高台描きは櫛目高台と技術の粋を集めて制作しました。
新型コロナウイルス感染予防に関する対応について
-お客さまへご協力のお願い-
1)ご来場の際は、マスクの着用をお願いいたします。
2)会場入り口など、店内にお客さまにご利用いただけるアルコール系消毒液を設置しておりますので、ご利用ください。
3)ソーシャルディスタンスの確保にご協力ください。
4)できるだけ少人数でのご来場をお願いいたします。なお、会場内が混雑した際は、状況により入場規制や入場整理券を配付いたします。入場整理券の配付は開場時間前に終了する場合がございます。
5)体調が優れない場合や発熱がある場合などは、ご来場をお控えください。
西武池袋本店
住所:〒171-8569 東京都豊島区南池袋1-28-1
電話番号:03-3981-0111(大代表)
営業時間:店舗ホームぺージでご確認ください。
ホームページ:https://www.sogo-seibu.jp/ikebukuro/