『生誕120周年 杉原千畝展 ~命のビザに刻まれた想い~』
1939年、第二次世界大戦のさなか、杉原千畝は、リトアニアの日本領事館の領事代理として、家族とともにカウナスに赴任。迫害から逃れる多くのユダヤ人を含む難民に、本省の意向に背いて日本通貨のビザを発給することを決断します。
本展では、千畝が発給したビザの公開をはじめとする多彩な資料群により、活動の軌跡を一堂に展覧します。毅然とビザを発給し続けた杉原千畝の信念と、それを支えた協力者の存在、それによって繋がった多くの命の物語を伝えます。
迫害から逃れる難民に発給した「命のビザ」
幼少期やリトアニアでの貴重な家族写真
千畝が描かれた顕彰切手や、イスラエル政府より「ヤド・バシェム賞」受勲
杉原ビザによって命を救われたギリンスキーさんの本展に寄せるメッセージの一部
会場では全メッセージをご覧頂けます。
杉原千畝(すぎはらちうね)
1900年1月1日生。1912年愛知県立第五中学校(現、瑞陵高等学校)入学。1918年早稲田大学入学。翌年外務省留学生採用試験に合格し、ハルビンに留学。1932年満州国建国、同国外交部勤務。1937年フィンランド・ヘルシンキ公使館勤務。1939年リトアニア・カウナスの日本領事館へ。ユダヤ人難民にビザの発給を決断。
その後、プラハの日本総領事館、ケーニヒスベルク日本総領事館、ルーマニア・ブカレスト日本公使館に勤務。1947年外務省退官。1985年イスラエル政府より「ヤド・バシェム賞」受勲。
1986年7月31日没。
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