2024年11月19日

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阪急うめだ、宅配冷凍ケーキが好調スタート

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左がフード商品統括部フード新規事業開発部DMの橋本政人氏、右が「アンリ・シャルパンティエ」パティシエの西山未来氏(9月24日の記者会見より)

阪急うめだ本店が1日に開始した、百貨店のケーキを冷凍で全国に宅配するサービス「CAKE LINK」が好調だ。同店によると「全国エリアへの宅配と銘打ち、配達エリアを広げたいという意図通り、沖縄や四国・九州など、西日本エリアを中心に順調に推移している」という。CAKE LINKは阪急百貨店の公式通販サイト「HANKYU E-STORES」で受注販売するサービスで、ケーキは今回のために企画されたオリジナルのもの。現在は「アンリ・シャルパンティエ」のパティシエ・西山未来氏が監修するホールケーキ5種類を揃え、順次拡大を予定する。

ストロベリークリームをたっぷり使った「フォレ・フレーズ」

阪急うめだ本店はケーキ市場の規模の大きさや、「ケーキを宅配してほしい」という声が店頭で多く上がることから、ケーキの宅配事業を計画していた。昨年10月には生ホールケーキを大阪市、豊中市、吹田市といった近隣地域に宅配するサービスを開始。ハレの日や記念日のニーズの高さから売上げは順調に伸長し、開始時期に比べて今年3月で2倍、8月で5倍の売上げを記録した。配送エリアも今年1月に尼崎市、西宮市、芦屋市、伊丹市、7月に箕面市、9月に池田市を追加し、拡大している。

和栗の風味を生かした「和栗のモンブラン・タルト」

今回の冷凍宅配サービスについて、フード商品統括部フード新規事業開発部ディビジョンマネージャーの橋本政人氏は「市場には有名ブランドで冷凍宅配できるケーキが少ないため、独自でケーキを開発した。これによってギフトニーズを狙い、他との差別化も図る」と経緯と狙いを明かした。一部離島を除いて全国に配送可能で、送料は一律990円(税込み)。

天面をカレンダーに見立てた、遊び心あふれるデザインの「カランデール・ルージュ」

今後はさらに品揃えを充実させる意向で、21年度中に10ブランド、30種類を予定。22年度に売上高10億円、販売台数20万個を目指す。

取り扱いは現在、「フォレフレーズ」、「ベリーベリータルト」、「ザッハ・トルテ」、「和栗のモンブランタルト」、「カランデール・ルージュ」の5種類。カランデール・ルージュは5号のみで、他は4号と5号を揃える。価格帯は税込み3996円~5940円。食べる際は冷蔵庫に12時間程度置くと解凍できる。

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