首都圏のエキナカ商業施設 続々開業、JR東日本リテールネット
商業施設の新設・改装オープンが今春夏に集中しているJR東日本リテールネットは春に続いて夏(7・8月)の開業日と出店ショップを決定した。新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、JR東日本リテールネットに限らず、今春夏にオープン予定の商業施設のほとんどが開業延期となり、当初の開業予定日をずれ込んでオープンしている。
JR東日本リテールネットはJR東日本の駅改良などに合わせ、山手線沿線をはじめとする首都圏エリアのエキナカ商業空間を開発している。それらの今春夏に新規開業するエキナカ商業空間の中で、すでに「エキュート上野新エリア」(6月17日開業)、「新木場駅エリア」(6月29日・7月3日開業)、「エキュート日暮里」(7月15日開業)、「エキュート大宮ノース」(7月22日開業の)開業日が決定している。
今回開業日が決定したのがエキュートエディションの横浜・飯田橋・有楽町と、高田馬場駅エリア、新橋駅エリア。
「エキュートエディション横浜」は横浜駅の中央南改札と南改札の間に8月10日にオープンする。改札内に新設されるコンコースの周辺に飲食店を中心に5店舗で構成される。「COFFEE AND BEER&9」(ビアカフェ)、「横浜すし好-yokohama sushiko-」(寿司&日本酒バー)、「matsu e mon YOKOHAMA」(ワインバル、カフェ)、「5 CROSSTIES COFFEE」(カフェ)と、会員制シェアオフィスの「STATION DESK横浜」。8月25日、牛込橋に面した飯田橋駅西口新駅舎内1階にオープンするのが「エキュートエディション飯田橋」。開放的な歩行者空間に面し、江戸城外堀や石垣に囲まれた歴史と共存したデザインが特徴的な駅舎の中にショップをラインナップ。出店店舗は「ル・グルニエ・ア・パン」(ベーカリー)、「おむすび こももち」、「NewDays」。
8月31日から順次開業となるのが「エキュートエディション有楽町」。有楽町駅改良計画に伴う開設となり、「Five Interactive Saion」(五感をくすぐる5つの嗜好を集めたサロン)をコンセプトに、有楽町を利用するビジネスパーソンや映画、演劇などの鑑賞目的の来街者を対象にしたショップを揃える。出店店舗は有楽町駅オリジナルクラフトビールも提供する「TOKYO ALEWORKS STATION TAPROOM」(クラフトビール)、「THA STAND」(オールディカフェ&ミュージックバー)、ワイン90分飲み比べ放題がある「nomuno EXPRES」(ワインバー)と、有楽町日比谷口と有楽町京橋口の2カ所にNewDaysが出る。
「高田馬場駅エリア」には8月26日、高田馬場駅早稲田口改札横に本をテーマとしたカフェ「STAND by bookandbedtokyo」がオープン。
7月30日から順次オープンとなる「新橋駅エリア」には「ココロ・カラダSWITCHING BASE」をコンセプトに、新橋で働くビジネスパーソンをターゲットに、心と体のONとOFFの切り替え、働くことが楽しくなるようなショップ・サービスを集積。「刷毛じょうゆ 海苔弁山登り」(弁当・甘味)、白トリュフの塩パンが目玉の「Truffle mini」(ベーカリー)、「FUKAHIRE fin-fin」(ふかひれ料理)など。