JR東日本、EC購入品を駅改札で受け取り可能に 上野駅で実証実験

JR東日本は、ショッピングモール「ネットでエキナカ」で購入した商品を駅改札で受け取れるサービスの実証実験を開始した。JR上野駅改札内の「エキュート上野」の販売商品が対象で、トライアル期間は注文が3月22日～6月24日、受け取りが3月24日～6月26日。場所はJR上野駅中央改札（有人窓口）で、時間は午前6時から午後11時まで。

駅を「交通の拠点」から「暮らしのプラットフォーム」へと転換し、ヒトの生活における「豊かさ」を起点にして駅空間の配置と機能を変革するとともに、JRE POINT生活圏の拡充を通じ、JRの利用者や沿線顧客と繋がっていくことを推進する、JR東日本の「Beyond Stations構想」の一環と位置付ける。

ネットでエキナカでエキュート上野の対象商品を予約時に、受け取る場所として「上野駅中央改札」を選択。注文が完了すると登録のメールアドレスに注文完了メールが届く。指定した受け取り日時に上野駅中央改札の有人窓口で注文完了メールまたは購入履歴画面上に記載された氏名、オーダーIDを駅改札社員に提示すれば、商品を受け取れる。利用手数料は1注文あたり110円（5月31日までは無料）。

JRE MALLは、JR東日本が運営するネット通販、エキナカ商品の事前注文およびふるさと納税などを提供する。JRE POINTが100円（税抜き）ごとに1ポイント貯まり、1ポイント=1円として買い物に利用できる。また、ビューカード決済で最大3.5倍のJRE POINTが貯まる。ネットでエキナカは、エキュートやグランスタなどのエキナカ店舗の商品を事前に注文および決済を行い、店頭で受け取れるサービスだ。

今回のネットでエキナカに参加しているショップは「柿の木坂 キャトル」、「ユーハイム」、「宗家 源吉兆庵」、「かきたねキッチン」、「ドルチェフェリーチェ」、「りんごとバター。」、「ヨックモック」、「ベルプラージュ」。