2024年11月19日

パスワード

購読会員記事

2020年5月 東京・大阪地区百貨店売上高

(7月15日更新:大阪地区百貨店商品部門別売上高を追加)

全国水準上回るマイナス、非店頭は2桁伸長

東京地区百貨店(12社・25店)の5月売上高は347憶円余で、前年比(店舗調整後)は71.6%減となり、8カ月連続減。25日まで緊急事態宣言が続き、他の地区よりも営業再開が遅れたことから、前月(76.1%減)よりもやや持ち直したものの、他の地区と比べ改善度は低い。平均営業日数は18.1日(前年比12.9日減)となり、前月(15.7日)より増えたが、全国平均よりも少ない。ただECなど非店頭は2桁伸長した。
3カ月移動平均値は、10~12月8.1%減、11~1月3.5%減、12~2月5.6%減、1~3月17.2%減、2~4月41.6%減、3~5月59.6%減。
5月の店頭売上高(構成比64.9%)は79.7%減(前月84.5%減)。対して非店頭が11.5%増と健闘し、売上高構成比は35.1%まで上昇。非店頭はECや通信販売、宅配サービス、外商などが健闘し、品目では食品、コスメ、リビングなどが人気で、さらに中元ギフトのオンライン受注の出足も好調だった。
主要5品目では、前月同様に衣料品(83.8%減)、雑貨(82.6%減)、身のまわり品(76.3%減)が大きく落ち込んだ。食品は多くの店舗で営業していたため、生活必需品の生鮮関連が比較的健闘し、50.4%減にとどめ、前月よりも改善した。