三越豊田、4月下旬に開業 食品や婦人服など18店
名古屋三越は26日、三越豊田を4月下旬にオープンすると発表した。食物販が11店、婦人服や化粧品などの非食物販が7店入る。加えて、三越伊勢丹のデジタルコンテンツに触れられる「デジタルスタンド」、首都圏店舗や名古屋三越のリモート接客も受けられる顧客向けサロン、ハレの日・催事需要に応えるギフトサロンを備える。
同店は商業施設「T-FACE」A館の2階に入り、店舗面積は約1900平米。うちテナントが約55%を占める。ブランドの誘致では、日常的に利用する「上質なデイリー」を意識。T-FACEやその近隣は若年層も多いことから、幅広い世代を対象に想定した。東海地方初出店となるアップルパイの専門店「RINGO」、一宮市のカフェ「BAGLE&CAFE CROCE」がプロデュースするベーグル専門店「matine BAGLE by CROCE」、マッシュグループの「USAGI ONLINE STORE」、化粧品店「Cosme Kitchen market」などが並ぶ。
「三越伊勢丹オンライン」、「meeco」、「三越伊勢丹ふるさと納税」といった三越伊勢丹グループのデジタルコンテンツをその場で体験できるデジタルスタンドも導入する。デジタルに不慣れな客へ操作や入会、購入方法などをサポートし、新たなタッチポイントにする。
顧客向けサロンでは、名古屋栄三越や三越日本橋本店、伊勢丹新宿本店のリモート接客を受けられる。名古屋栄三越で取り扱いの無い商品の受注会や販売会といったイベントも計画しているという。
ギフトサロンは通年ギフト、中元・歳暮ギフト、カタログギフトなどを揃え、多様なニーズに応える。これに先駆け、昨年11月10日~12月21日にはT-FACEB館でギフトセンターを展開した。松坂屋豊田店を利用していた客などを取り込み、同社のハウスカードの新規会員数が目標を達成。順調な滑り出しとなった。