鉄道会館のエキナカ「グランスタ東京」6月17日オープン
JR東日本グループの鉄道会館は6月17日、JR東京駅にエキナカ商業空間「グランスタ東京」をオープンする。JR東日本と鉄道会館とで進めてきた東京駅北通路周辺整備が完成したもので、グランスタ東京開業初日には地下1階の待ち合わせ空間「スクエア ゼロ」が使用開始となり、北地下自由通路に直結する地下1階の新改札口「グランスタ地下北口」も使用開始となる。
鉄道会館は東京駅構内外で数多くの商業施設を展開している。「黒塀横丁」や「キッチンストリート」、「北町ダイニング」などの飲食主体の商業施設から「グランルーフ」、「グランアージュ」などが飲食・雑貨・サービスなどの店舗からなる商業施設、エキソトにあたるJPタワーKITTE(地下1階)では人気ラーメン店を集めた「ラーメン激戦区」を展開している。
鉄道会館の東京駅事業に大きく弾みをつけたのが2007年10月に開業したエキナカ商業空間「グランスタ」。開業から13年近く経ちテナントが何度も入れ替わっていてもいまだ人気は衰えていない。2017年8月には丸の内地下開発の全体開業によって「グランスタ新エリア」と改札外に「グランスタ丸の内」ができ、食関連だけでなくコスメや生活雑貨、大型レストランなども加わり、店舗面積約3600平米、全55ショップがオープンした。そして今回の東京駅北通路周辺整備(整備面積約1万7600平米)による増床で地下1階と1階を合わせて店舗面積約6500平米、店舗が66店加わり、グランスタ全体では店舗面積が約1万1300平米、全店舗数が154店となり、JR東日本で最大規模のエキナカとなる。
「Debut in Tokyo Station~そこにいけばきっと何かがある~」がグランスタ東京の開発コンセプトで、単にショップを集積するだけでなく居心地や感動を提供する場としている。駅改札内に30店舗を超える合計約1000席の飲食店を構築するのをはじめ、老舗菓子店や話題のスイーツメーカーなどバラエティ豊かなショップが登場し〝新東京土産〟を展開する。