2024年11月19日

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かつては駐車場や倉庫などに利用されていた高架下が、鉄道の高架化や地下化、耐震工事などによる再開発事業によって高架下の効果的活用が活発になり、居酒屋やレストラン、カフェなどの飲食店や物販店が高架下にできるのが一般的になり、最近は物販店であっても個性的な店舗を集積したり、地域の特性に合わせた施設をつくり上げてきている。さらに飲食、物販店舗の域を超え、コワーキングスペース、クリニック、保育園、宿泊・交流施設などに拡がりをみせている。高架下が駅ビルや駅ナカなどに次いで鉄道商業施設の表に出てきたとはいえ、駅から外れた高架下施設まで集客するにはオフィスワーカーから周辺居住者、来街者まで取り込める施設の魅力が不可欠だ。そこでJRグループや電鉄(私鉄)主要各社が取り組んでいる高架下施設の現状とこれからの高架下づくりを探ってみた。

 


 

JR山手線が走る新橋駅~有楽町駅~神田駅~御徒町駅までの間に煉瓦アーチが特徴の高架下が続いている。その高架下空間には居酒屋などの飲食店が多くみられる。特に新橋駅~有楽町駅までの高架下にはサラリーマンが立ち寄る飲食店が数多い。その有楽町~新橋の駅間に新たに高架下商業施設が誕生する。「銀座裏コリドー」と「日比谷OKUROJI」である。前者は東京交通興業が昨年11月20日、新橋~有楽町間の高架下にあったインターナショナルアーケード跡に開業した。大人のための遊び場をテーマに、恵比寿で話題のおでん屋台「東京おでんクラブストーリー」、九州郷土料理の「九州男」、足湯につかりながら酒が飲める「湯バー」など11店舗がオープンした。

 

そして後者の日比谷OKUROJIはジェイアール東日本都市開発が有楽町駅~新橋駅間の300mの長さがある高架下空間に開発したもの。物販・食物販16店舗、飲食28店舗、合わせて44店舗が今年6月下旬オープンとなる。これら銀座裏コリドーと日比谷OKUROJIは飲食店が集中する「銀座コリドー街」と並行した形で誕生する。

 

日比谷OKUROJIを開業するジェイアール東日本都市開発は首都圏のJR鉄道沿線で「ビーンズ」、「シャポー」などのショッピングセンターを運営しているだけでなく、高架下事業を手広く手掛けている。特に「AKI-OKA」と名付けている秋葉原駅~御徒町駅間の高架下にはものづくりをテーマに50店舗を集積した「2K540」を皮切りに、日本全国の食を集めた「CHABARA(ちゃばら)」、「御徒町ラーメン横丁」、「GUNDAMcafe」を開設してきた。ここに昨年12月、かつての電気街で花形だった専門店群とホテルからなる「SEEKBASE AKI-OKA」を加えた。ジェイアール東日本都市開発はさらに施設を加え、秋葉原~御徒町駅間の高架下を施設でつなぎ、駅間を施設に立ち寄りながらそぞろ歩きできるAKI-OKAの完成を目指している。

 

同じJR東日本グループで高架下事業に注力しているのがJR中央ラインモール。JRの中央線連続立体交差事業によって開かずの踏切が解消され、そこに誕生した9㎞・7万平米(三鷹駅~立川駅間)の高架下空間の高架下づくりを進めている。対象となる中央線の武蔵境・東小金井・武蔵小金井・西国分寺・国立の5つの駅に駅の顔となる商業施設「nonowa(ノノワ)」を開設して駅と一体運営してきた。

 

さらに駅間にカフェ、レストラン、クリニック、保育園、ディサービスなどを順次配置して、賑わいをつなぐ高架下づくり「ののみち」の展開にもあたっている。現在、武蔵境~東小金井の駅間をはじめ、武蔵境の西ゾーン、国立駅の西ゾーンで高架下づくりが進行しており、昨年は武蔵境~東小金井駅間の高架下に食とものづくりに特化した施設「MA-TO(マート)」を開設。19年9月には国立~立川駅間の高架下に子ども向け体操教室「TACくにたち」を開校した。今春には東小金井~武蔵小金井の駅間に食事つき学生向け賃貸住宅を開業する。

 

JR西日本グループでも高架下事業が展開されている。1日約86万人の利用がある西日本最大のターミナル大阪駅の混雑緩和と東海道線支線地下化・新駅設置やうめきた2期地区開発などに対応して「新改札口整備」、「高架下開発」、「新駅ビル」を開発する計画を明らかにした。高架下については新改札口周辺に商業ゾーン(店舗面積約3000平米)とバスターミナルを新設するもの。新駅ビル開発については大阪ターミナルビルが事業主体となりオフィスと商業などからなる複合ビルが建設される。新駅ビルが2024年秋、高架下商業ゾーンが27年春開業の予定だ。

 

JR西日本グループで駅ビルや周辺ビル開発、高架下の美化・活性化、「ビエラ」などの複合商業施設開発にあたっているのがJR西日本不動産開発。高架下事業についてはスーパーマーケット、ドラッグストア、コンビニ、カフェ・飲食などからなる駅近複合商業施設のビエラ。ビエラの22店舗目(他にビエラタウン3店舗)は東京初出店となる「ビエラ江東」だ。物販店、飲食店、フィットネスクラブなどの多彩な店舗でなる高架下は「JR新大阪駅~大阪駅間 中崎町高架下」、「JR大津京駅付近高架下」、「JR福島駅付近高架下」、「JR横川駅付近高架下」などを運営している。 JR環状線の高架下に立地する「梅田エスト」にはファッション、コスメなど20代を対象とした店舗100店近くを集積している。今年の2月19日には女性に向けた飲食店舗16店からなる新たな食のエリア「エストフードホール」をグランドオープンしている。

 

今春(4月27日)の開業を控えているのが富山駅で駅ビル「マリエとやま」と、きときと市場「とやマルシェ本館」を展開している富山ターミナルビルだ。新たに加わる「あいの風とやま鉄道富山駅高架下商業施設」は「とやマルシェ横丁」(東エリア)と「とやマルシェEATSdeMeet」(西エリア)、セブンイレブンハートイン(中央ゾーン)で構成される。2022年春にはホテルや商業などを搭載した南西街区開発ビルが開業する予定だ。

 

JR九州は鉄道事業の割合が3割台、6割以上が流通・外食、建設、駅ビル・不動産などの鉄道以外の事業だ。駅ビルにおいては「JT博多シティ」が年間売上げ1000億円を突破(18年度で約1185億円)、「アミュプラザ鹿児島」が300億円超(同約312億円=鹿児島中央駅店舗も含む)、「アミュプラザおおいた」が240億円超(同約241億円)になっている。

 

新駅ビル開業にあわせて高架下商業施設もオープンさせるケースが多くみられる。JR大分シティは「アミュプラザおおいた」の開業前に大分駅高架化で開業した「豊後にわさき市場」(店舗面積3000平米)をリニューアルオープン(2015年2月)している。「新・熊本駅ビル」を21年春に開業を予定しているJR熊本シティは同駅ビルに先行して鉄道高架化完了に合わせ高架下商業施設「肥後よかもん市場」(店舗面積3900平米)を2018年3月にオープン。JR宮崎シティが本年秋開業する「アミュプラザ宮崎」の場合は高架下商業施設も同時リニューアル開業となる。

 

さらにJR九州は2020年春の長崎本線の鉄道高架化や2022年の九州新幹線西九州ルートの開通に向けて長崎駅周辺の街づくりを進めている。ここにはすでに駅ビル「アミュプラザ長崎」があるが、新たに商業・オフィス・ホテルなどからなる地上13階建ての新駅ビルと高架下(延床面積約4000平米)を開発。高架下は新幹線が開業する2022年度、新複合駅ビルは25年度グランドオープン(23年度商業の一部とオフィスが開業)となる。

 

 

電鉄会社による高架下事業で今年の目玉となるのが東武鉄道の「東京ミズマチ」と小田急電鉄の「下北線路街」だ。東京ミズマチは浅草と東京スカイツリータウンを結ぶ新たなエリアとなる鉄道高架下複合商業施設。そのミズマチのウエストゾーンが2020年4月17日に開業を予定している(イーストゾーンは6月より順次開業)。隅田川に新設する歩道橋「スミダリバーウォーク」は4月13日の開通が決まった。東武鉄道は墨田区と連携して「北十間川・墨田公園観光回遊路整備事業」を進めてきた。ミズマチとスミダリバーウォークを完成することで、ともに年間3000万人の来街がある浅草と東京スカイツリータウンの2大観光地を訪れる来街者の相互交流と回遊性を高める狙いだ。

 

東京ミズマチは敷地面積約5500平米、延床面積約3554平米、店舗数13区画(12店舗とホテル)からなり、6月に開業するイーストゾーンには〝音楽とスポーツで世界を一つに〟をスローガンに掲げる「JazzySport」がプロジュースした、ボルダリングジムを中心としたスポーツスタジオにカフェやサイクルショップなどを併設した「LATTEST SPORTS」が出店する。またすみだのヒト・モノの魅力を発信する遊べるホステル、墨田区の魅力を国内外に発信していく「墨田産業交流拠点(仮称)なども登場。ウエストゾーンには日本初上陸となるニューヨークで人気のブランチレストラン「Jack’s Wife Freda」、アメリカポートランドのエコブルワリーのクラフトビール専門店「NIHONBASHI BREWERY」、産地にこだわり季節を感じさせるカジュアルダイニング「LAND_A」などが出店する。

 

 

東武鉄道の隅田川橋梁に新設されるすみだリバーウォークは浅草と東京スカイツリータウンを結ぶ隅田川を中心とした賑わいのある水辺エリアの回遊性を高めるもので、開門時間は7時~22時(年中無休、通行料無料)となる。

 

小田急電鉄が下北沢エリアで進めている「下北線路街」は、小田急小田原線の代々木上原駅~梅ヶ丘駅間の鉄道地下形式での連続立体交差事業(事業主体・東京都)および複々線化事業(同・小田急電鉄)による世田谷区域内の鉄道跡地の「下北沢地区上部利用計画」による線路跡地のまちづくり。下北線路街(東北沢駅~世田谷代田駅)は1.7㎞にわたる鉄道跡地を開発エリアに温泉旅館、保育園、学生寮、商業施設などで街を形成する。2020年度末までに13の施設を整備する計画。

 

すでに下北線路街には下北駅に駅ビルの「シモキタエキウエ」をはじめ、「世田谷代田キャンパス」、自由なあそび場「下北線路街空き地」などが開業している。

 

今年4月には街内に「BONUS TRACK」が開業、認可保育園「世田谷代田仁慈保幼園」も開園する。BONUS TRACKは店舗・住宅一体型のSOHO4棟と4店舗の商業棟からなる新たなスタイルの商店街。未完成途上にある下北線路街には今秋と来春にも新たな施設が開業する予定。

 

その他電鉄で独特な高架下を開発しているのが京急電鉄だ。「高架下開発」を「品川地区開発」、「横浜・みなとみらい地区」と並べ経営の柱としている。戸部駅~南太田駅間高架下開発では日ノ出町~黄金町駅間の高架下に複合施設「タイニーズ横浜日ノ出町」があり、ここにホテル、カフェラウンジ、アクティビティ拠点などを配置している。京急蒲田駅周辺高架下に開発した「大森町~梅屋敷駅間高架下」には大田区の地域特性を活かしたものづくり複合施設「梅森プラットフォーム」を開業している。ここは町工場を受け入れる工場施設、コワーキング施設、駅利用者や周辺住民の憩いの場となる飲食店舗で構成されている。

 

 

JRグループ・電鉄各社の主要高架下商業施設
施設名
( )は運営会社
高架下施設の内容と特徴
JR東日本 秋葉原から御徒町駅間で高架下開発
有楽町~新橋駅間に高架下商業施設を新規開業
(JR東日本都市開発)
首都圏で幅広く高架下開発を手掛けている中で重要拠点としている秋葉原駅~御徒町駅間の高架下に商業施設と高架下ホテルからなる「SEEKBASE AKI-OKA MANUFACTURE」を開業(19年12月)。今年6月下旬には有楽町駅~新橋駅間の煉瓦アーチ高架橋に「日比谷OKUROJI」を開業する。東京初出店・新業態を含む約50店舗が出店。この他、子育て支援・高齢者福祉の複合施設の展開も推進
駅間を繋ぐ「ののみち」推進
(JR中央ラインモール)
三鷹駅~立川駅間の連続立体交差事業によって誕生した9km、7万平米の高架下空間に、駅に併設して商業施設「ノノワ」を開業する一方で、駅間の高架下づくりも乗り出し「ののみち」の名称で多彩な物販・サービス施設を配し、賑わいある快適空間を整備している。今春、高架下に学生向け賃貸住宅を開設
JR西日本 大阪駅の新改札口整備
高架下開発・新設ビル開発
(JR西日本グループなど)
JR西日本による同開発事業は、大阪駅西側に広がりをもたせアクセスの向上を図る。その中の「高架下開発」では新改札口周辺に商業ゾーン(店舗面積約3000平米)を展開、バスターミナルも新設する。23年にうめきた地下駅開業、27年までに高架下も開業へ
JR西日本の高架下に複合商業施設「ビエラ」を展開
(JR西日本不動産開発)
ビエラはJR西日本の高架下に開発している複合型商業施設。食品スーパーを核に物販・サービス・飲食店舗からなる生活密着型店舗。東京へも初進出(ビエラ江東橋開業)。他に高架下開発で「JR新大阪駅~大阪駅間中崎町高架下」、「JR大津京駅付近高架下」、「JR福島駅付近高架下」などを展開
あいの風とやま鉄道富山駅高架下開発
(富山ターミナルビル)
富山駅はTOYAMA STATION CITYに向けて「とやマルシェ」の東エリア、中央エリア、西エリアと「マリエとやま」を改装。新たに富山駅南西街区開発で新駅ビル新設。さらに「あいの風とやま鉄道富山駅高架下開発」(20年春開業予定)によって飲食ゾーンとコンビニエンスストアの3エリアができる
JR九州 肥後よかもん市場
(JR熊本シティ)
21年春の複合型新熊本駅ビルの開業に先駆け、鉄道高架化完了に合わせ約60店舗からなる高架下商業施設「肥後よかもん市場」をオープン(18年3月)。土産、食品、飲食、熊本のおいしいものなどを展開
宮崎駅高架下商業施設をリニューアル
(JR宮崎シティ)
JR九州と宮崎交通とが共同で街づくりを手掛け、JR宮交ツインビル(商業施設はアミュプラザ宮崎)を20年秋開業。これと連動して宮崎駅の高架下商業施設をリニューアルオープンする
新駅ビルの開発に合わせ高架下ゾーンを開業
(JR長崎シティ)
新幹線開業を契機にした長崎駅周辺の街づくりの拠点となる新駅ビル等の開発計画。既存の駅ビル(アミュプラザ長崎)があるが、複合型の新駅ビルを開発。25年度のグランドオープンに先駆け、在来線と新幹線の高架下を一体開発して土産、飲食等の商業ゾーン(延床面積約4,000㎡)を22年度に開業
東急 コミュニティ型商業施設「エトモ」
高架下づくり
駅構内、鉄道跡地利用
(東急グループ)
東急グループの駅・高架下の商業開発は、東急線駅構内・駅近接に展開する「エトモ」(19年12月末で11施設)、高架下は「中目黒高架下」、「都立大学駅高架下店舗」、「東横線新丸子駅~武蔵小杉間高架下店舗」等がある。高架下で保育施設も展開。駅構内店舗や「ログロード代官山」、「トレンチ自由が丘」など車庫跡地や線路跡地を活用した商業施設もある
小田急 下北沢エリアにおける線路跡地の街づくりで「下北線路街」を展開
(小田急電鉄)
小田急小田原線の代々木上原駅~梅ヶ丘駅間の鉄道地下形式での立体交差事業と複々線化による鉄道跡地の「下北沢地区上部利用計画」で1.7Kmにわたる開発エリアの名称を「下北線路街」とし、20年までに整備する。20年に商業施設、宿泊施設、温泉旅館、駅商業施設等が開業予定
京急 日ノ出町~黄金町エリアと京急蒲田駅周辺の5駅の高架化で駅周辺・駅間を開発
(京急電鉄)
駅周辺や高架下スペースで新商業施設や複合施設の開発を推進。京急蒲田駅周辺高架下では蒲田駅、大森町、糀谷駅、雑色駅、大森町~梅屋敷駅間で高架下を開発。他に戸部駅~南太田駅間でも高架下に複合施設「タイニーズ横浜日ノ出町」が開業している
東武 浅草と東京スカイツリーを繋ぐ高架下複合施設「東京ミズマチ」20年春開業
(東武鉄道)
東武鉄道と墨田区が連携して水辺整備を進め、東武鉄道は商業施設と宿泊施設が一体となった高架下複合施設「東京ミズマチ」と、隅田川に設ける歩道橋「すみだリバーウォーク」を開業して浅草との回遊性を高める。東京ミズマチはコミュニティホステルとレストラン、カフェなどの店舗からなる。駅ナカ商業施設の「エキア」は現在12施設に拡大している
阪急阪神 関西の梅田エリアをはじめ阪急線、阪神線沿線で高架下も開発
(阪急阪神ホールディングス)
関西圏で街づくりを展開している同グループは梅田で圧倒的な強さを誇り、梅田エリア主要商業施設面積のうちおよそ60%までが阪急阪神グループ施設。高架下事業については阪急洛西口~桂駅間の「TauT阪急洛西口」があり、阪神なんば線・西九条駅高架下は西棟リニューアルに動いている
名鉄 名鉄線沿線で駅併設型の「ミュープラット」や高架下商業施設展開
(名古屋鉄道)
駅商業施設の「ミュープラット」は14年に金山駅にオープンさせた駅併設型の商業施設。名古屋市営地下鉄の伏見駅に「ヨリマチFUSHIMI」を出し駅ナカも開始。高架下は清水駅~尼ヶ坂駅間の「SAKURAMACHI商店街」が代表的で、20年春にⅡ期エリアを開業して拡大する
京成 高架下で認可保育所、コワーキングスペース等を展開
(京成電鉄)
京成グループは東京都東部・千葉県・茨城県を中心に事業展開。高架下では京成線高架下賃貸施設として京成曳舟駅付近高架下にレンタルオフィス・コワーキングスペースを開設。京成曳舟駅・町屋駅高架下に6カ所の「まなびの森保育園」を開園(賃貸)している。駅前立地のショッピングセンター「エルムス」も展開している
TX つくばエクスプレスの高架下に三井不動産と東神開発が商業施設を出店
(首都圏新都市鉄道)
秋葉原駅~つくば駅を結ぶ首都圏新都市鉄道のTX流山おおたかの森駅高架下に流山おおたかの森S・Cが「こかげテラス」を、TX柏の葉キャンパス駅の高架下にららぽーと柏の葉が「柏の葉かけだし横丁」を開設。八潮市との連携事業で八潮駅高架下に民間学童保育所「やしお子育てほっとステーション」を、第2弾で八潮駅つくば方面高架下に民間学童保育所「ちくみキッズクラブ」開設