東武船橋店、「ユニクロ」を誘致
東武百貨店船橋店は3月12日、5階に「ユニクロ」を開く。名称は「ユニクロ船橋東武店」、面積は約400坪で、メンズやウィメンズ、キッズ、ベビーなどを揃えるとともに、「共感」をテーマに掲げて地域とのコラボレーションも推進する。ユニクロの最新の店舗と同様、ICタグを用いたセルフレジも導入。会計の時間を短縮する。
ユニクロは5階の東側、1~3番地に出る。昨年11月に6階へ移転・増床オープンした「旭屋書店」の跡地だ。ユニクロの誘致と旭屋書店の移設・増床にともない、5階の子供服や6階の紳士服を圧縮。5~6階の回遊性や収益力を高める。
東武船橋店は数年来、「沿線・地域住民にとってのマイストア」を目指して改装や専門店の導入を手掛けてきた。2017年11月には2~3階に「ビックカメラ」をオープン。19年11月には地下1階の惣菜売場を大規模改装した。さらに「コロナ禍の新しい生活様式が定着し、リモートワークなどイエナカ、地域で過ごす時間が増え、新しいファッションスタイルが求められている今、フロア構成の刷新に着手する」方針で、その中心にユニクロを据えた。
ユニクロについて、東武船橋店の広報担当は「既存のお客様の利便性が向上するとともに、船橋市内に続々と流入する30~40代が来店する契機になる」と期待を寄せる。