コーセー、「コスメデコルテ」グローバル認知度向上へ企画連打
コーセーは、プレステージブランド「コスメデコルテ」が12月に50周年を迎えることを機に、さらなるグローバル化を目的とした企画を連打する。11月1日には新たなミューズとして女優のブリー・ラーソンさんを起用。また特設サイトをオープンし、50周年オリジナルのロゴも作成した。来年6月にはスタンドにバカラ社のクリスタルガラスを用いたクリームを数量限定で発売する。コーセーは「世界の富裕層など、高付加価値を求める顧客を中心に支持されるブランドを目指す」としている。
11月1日、アメリカの映画女優としてグローバルに活躍する、ブリー・ラーソンさんをミューズに起用した。ラーソンさんは19年に「キャプテン・マーベル」に主演し、タイム誌の「世界で最も影響力のある100人」に選ばれた。ブランドが発信する美の精神を体現する存在として、店頭やブランドサイト、広告などでビジュアルを展開し、認知度拡大を狙う。
同日、これまで築いてきた価値と今後の展望を世界中に発信することを目的に、特設サイト「DECORTÉ Beauty Journey」を公開した。旅行をしているかのようにコンテンツ上で各地を巡ることで、ブランドの世界観とこだわりを楽しみながら知ることができる。今後も様々なコンテンツの追加を予定する。
オリジナルのロゴも制定した。ロゴである「DECORTÉ」をモチーフに、50周年を意味する「50th」を表現した。11月1日発売の限定品「モイスチュア リポソーム」、「メイクアップコレクション 2020」などのパッケージに表示するほか、パンフレットなどにも使用する。
2021年6月16日には、50周年を記念した「AQ ミリオリティ インテンシブクリーム n Baccarat Edition」(50万円)を日本で発売する。30種類の厳選された美容成分と生体類似成分を高濃度に配合し、顔立ちや心まで若々しい印象に変える「AQ ミリオリティ インテンシブクリーム n」(19年9月発売、12万円)に、バカラ社のクリスタルガラス製スタンドと樹脂製スパチュラをセットした。デザインは10年から同ブランドのアートディレクターを務めるマルセル・ワンダース氏が担当。端正な輝きを放つカットとエレガントな曲線が呼応する、アイコニックなデザインに仕上げた。
日本以外の12の国と地域(中国、韓国、シンガポール、フランス、イギリス、アメリカなど)では21年6月1日に発売。世界限定999個で、シリアルナンバーが入る。容量は100グラム×2個入り。