ShinQs 伝統と話題性融合 4月16日 食料品に「のれん街」
東急百貨店は、渋谷マークシティの地下1階に構える食料品売場「東横のれん街」とShinQsの地下2~3階の食料品売場を再編し、ShinQsの地下2~3階を東横のれん街として4月16日にリニューアルオープンする。新生・東横のれん街は、従来の東横のれん街が培ってきた「伝統」、「格式」、「信頼」とShinQsが追求してきた「高感度」、「話題性」を融合。幅広い品揃えに加え、“即食”やイートインも充実させ、渋谷駅周辺の再開発の進展で増加する来街者を取り込む。東横のれん街の跡地には、7月を目途に東横店の地下1階で展開する食料品売場「東急フードショー」を拡大する。
東急百貨店は、渋谷駅周辺の再開発に伴う大型商業施設の競合の変化を踏まえ、食料品事業に注力。昨年の11月には、「渋谷スクランブルスクエア」の1階および地下2階に、「流行・話題性」、「本物・本質」、「機能性・利便性」にフォーカスした新業態「東急フードショーエッジ」を出した。
東横のれん街とShinQsの食料品売場の再編も、その一環だ。「老舗、名店から最旬のブランドまで、幅広いグレード、感度のラインナップを充実させるとともに、各ブランドでマーケットに合わせた新しい商品を開発し、イートインコーナーの設置や“即食”の強化など時代に適した取り組みも試みながら、新たな東横のれん街として生まれ変わる」(同社)。
また、3月末で営業を終了する東横店の東急フードショーは、4月1日付で「渋谷 東急フードショー」に名称を変更。7月には、東横のれん街の跡地に売場を増床する。
新生・東横のれん街のオープン後は、東急フードショー、東急フードショーエッジ、本店の食料品売場の4カ所で、来街者のニーズに応える。
食料品事業に本腰を入れる一方で、同社は「Change&Challenge」をキーワードに、渋谷をはじめとする東急沿線で様々な事業を推進。「融合型リテーラーの実現」を急ぐ。