2024年11月19日

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ジェイコム東京の「わくわくキャラバン」好評 親子三世代を笑顔に

「なおちゃん」の愛称で知られる安藤なおこさんのステージが大人気だ

親子三世代に笑顔の花が咲く――。ジェイコム東京が昨年4月に始めた「J:COM 東京わくわくキャラバン」(以下、わくわくキャラバン)が好評だ。“うたのおねえさん”として知られる安藤なおこさんの歌や踊りをはじめ、季節に合わせた無料のワークショップ、地域の団体と連携したブースなどからなり、参加者は「一日中楽しめる」と喜ぶ。とりわけ、「おかあさんといっしょ宅配便 ポコポッテイト小劇場」や「おとうさんといっしょ」などで活躍してきた安藤さんの公演は、子供達をあっという間に惹き付け、笑顔にさせる。身体も自然と動き、“ノリノリ”の子供を見守る両親や祖父母も楽しげだ。ジェイコム東京は、わくわくキャラバンをSDGsの達成への寄与や展開するサービスのプロモーションと位置付け、無料で開催しており、駐車場や屋上、イベントスペースなどを貸し出してくれる大型商業施設を募集中だ。

わくわくキャラバンは、2tトラックのコンテナの部分が開き、照明や音響なども整ったステージになる「ステージトラック」で東京都内を巡る。ステージには「なおちゃん」の呼び名で親しまれる安藤さんが登場。明るく楽しい歌や踊り、季節や会場にちなんだピアノの弾き語りに加え、安藤さんの手の動きを真似る「てあそび」もあり、コロナ禍で声を出せなくても親子で楽しめる。安藤さんの歌やピアノの音、所作に合わせて子供が身体を動かす時間が多く、知育にも繋がるという。

1日に3回、約30分間の公演をメインに、ワークショップを開いたり、J:COMのサービスについて相談できるブースを設けたり、参加者にペーパークラフトや塗り絵を配ったり、親子や親子三世代が一日中過ごせる場を提供する。

ステージだけでなく、ワークショップも楽しめる

実際、参加者の評判は上々だ。子供からは「曲やワークショップが楽しかった」、「なおちゃんに会えて嬉しかった」、大人からも「なおちゃんに会うために来た」、「コロナ禍でコンサートなどに行けなかったため、久しぶりに子供を楽しませてあげられて良かった」といった声が届き、感動で涙を流す大人もいた。ジェイコム東京は、わくわくキャラバンのメインターゲットを「未就学児童を子に持つファミリー層」に定め、ファミリーで楽しめるコンテンツを目指すが、参加者の好反応は“以心伝心”を証明する。

わくわくキャラバンを誘致する大型商業施設にとっても、メリットは多い。親子や親子三世代の取り込みは全国共通の重点目標であり、親和性が非常に高い上、スペースは幅が8200mm、奥行きが8000mmで済み、屋上など2tトラックが使えない場所でも開ける。フマキラーが協賛し、「アルコール消毒プレミアム ウイルシャット手指用」や「天使のスキンベープミスト プレミアム」、「ヤブ蚊バリア」などを備えており、会場の除菌や消毒も万全だ。子供も大人も安心して参加できる。

また、情報の発信や公演の申し込み、塗り絵の掲載などに使える専用のウェブサイトも構え、より近くで安藤さんの公演を観られ、記念撮影も可能な「プレミアムエリア」の事前予約(申し込みが多い場合は抽選)も可能だ。

何より、大型商業施設には費用がかからない。まさに“良いこと尽くめ”だが、ジェイコム東京の担当者は「コロナ禍で対面販売などが減っていく反面、“リアル”の体験は貴重になる。翻って、ジェイコム東京は何ができるか。エンターテインメントを提供する企業として、子供と保護者に笑顔になって欲しいと考えた。(わくわくキャラバンにコストはかかるが)当社のブランディング、あるいは当社が目標とするSDGsの達成への寄与にも繋がる」と狙いを明かす。

SDGs、すなわち「2030年までに達成するべき17の目標」は、世界的な課題でもある。わくわくキャラバンは「すべての人に 健康と福祉を」(目標3)、「質の高い教育を みんなに」(目標4)、「エネルギーをみんなに そしてクリーンに」(目標7)、「働きがいも 経済成長も」(目標8)、「住み続けられる まちづくりを」(目標11)、「パートナーシップで 目標を達成しよう」(目標17)に適う。例えば、安藤さんの公演やワークショップなどは、子供達の心身の健康や発達を支援し、目標4に資するからだ。

わくわくキャラバンは、今年4月1日~来年3月31日までに約40回を見込む。すでに複数回が終了しており、5月は3~4日に「セレオ国分寺」(国分寺市)で、21日に「保谷こもれびホール」(西東京市)で、28日に「仙川住宅展示場」(調布市)で、6月は11日に「モリパーク」(昭島市)で、18日に「東京プリンスホテル」(港区)で、25日に「池袋西口公園野外劇場」(豊島区)で、8月は「中野駅前盆踊り大会」(中野区)で、それぞれ行う。大型商業施設に限らず、コンサートホールから住宅展示場、ホテル、野外劇場、地域の団体が手掛けるイベントまで、場所を問わない汎用性も強みだ。

他にも、4月15日時点で12の案件が進行中。原則として足立区、板橋区、北区、江戸川区、大田区、墨田区、台東区、世田谷区、狛江市、中野区、練馬区、中央区の一部、埼玉県の和光市と新座市、港区、新宿区、杉並区、立川市、昭島市、国立市、東大和市、武蔵村山市、調布市、小金井市、国分寺市、府中市、東久留米市、小平市、西東京市、東村山市、清瀬市、八王子市、あきる野市、日の出町、日野市、武蔵野市、三鷹市に限定する。

「わくわくキャラバン」が巡回する地域。ジェイコム東京は対象地域の大型商業施設などからのオファーを募集中だ

このエリア(詳細はこちら)で営業する大型商業施設らにとって、わくわくキャラバンは大きな集客装置、親子三世代との接点になるに違いない。