「現代加賀九谷作家展」再生そして発展、世界に繋がる九谷焼
■名窯 青泉窯の再生プロジェクト
明治元年、初代宇与門が加賀市栄谷の地に開窯し、後に現代の九谷焼に大きな影響を与えた北出塔次郎や北出不二雄を輩出した名窯“青泉窯”。2014年の北出不二雄の他界後休止状態が続いているものの、2017年に加賀九谷陶磁器協同組合や地元有志により現代における加賀九谷焼文化の発信基地として再生プロジェクトがスタートしました。
青泉窯の貴重な施設(登り窯・ろくろ室・絵付け室)や、150年の歴史において蓄積された100数点にのぼる“型打ち技法の型”を活用し、技術の継承を図るとともに、若手人材育成の場とし、新しい九谷焼の発信基地として再活用するプロジェクトです。阪急うめだ本店では、九谷焼の文化、伝統継承を応援していきます。
〈名窯 青泉窯の再生プロジェクトで復刻した作品〉
〈そのほか出展作家作品〉
そのほか、お茶時間を豊かにする日常に取り入れたい若手作家の作品なども登場。作家自身がスイーツを盛り付けた写真もご紹介し、日常での九谷焼の楽しみ方をご提案します。
幾何模様がアクセントの明るい白生地の平皿を菓子受けに。シンプルなデザインがお茶菓子の表す四季の風情を引き立たせてくれます(写真でご紹介)。
薄っすらと雪が降ったような結晶が出る“淡雪釉”の表情が、テーブルにさりげなく彩りを添えてくれます(写真でご紹介)。
○出展作家一覧
〈加賀九谷陶磁器協同組合〉
山本 篤/山本長左/山本芳岳/北出太郎/堀江祐夫子/山本高寛/山本大輔/苧野直樹/前田昇吾/山本浩二/山本秀平/寺前瑛生/米谷彰能
〈九谷焼伝統工芸士会〉
吉田美統/福島武山/福田良則/山口義博/山中國盛/美山 富/宮本 晄/高 聡文/三浦晃禎/三ッ井達也/木戸優紀子〈特別出展] 清水一人/針谷祐之
今展詳細情報はホームページでご確認ください。
https://www.hankyu-dept.co.jp/honten/h/gallery_kutani/index.html