近鉄百貨店、デパ地下宅配サービスをスタート
近鉄百貨店は15日、あべのハルカス近鉄本店で人気の食料品を、自宅や指定場所へ届けるサービスを開始した。第1弾は、弁当や寿司等のメニューが登場する。店舗に行かず、PCやスマートフォンから気軽に注文でき、最短4時間で指定場所まで届ける。コロナ禍などによるライフスタイルや価値観の変化へと対応する。
「あべのハルカスのデパ地下グルメ宅配サービス」は、1件当たりの料金が一律550円。大阪市阿倍野区、天王寺区、東住吉区、中央区、浪速区が配達できる。取り扱い商品は8ブランド24商品で、来年2月からは生鮮三品(青果・精肉・鮮魚)や惣菜なども予定する。夕方便(16~18時)、深夜便(18~20時)は、当日正午までの注文で可能。午前便(10時~正午)の配達は、前日の正午まで注文で受け付ける。数日先の指定日に配達もできる。
近鉄百貨店は昨年12月に「PickGo 買い物」サービスを導入していたが、今回は自社でのサービスとなる。PickGo 買い物が同店から11km圏内が配送可能エリアなのに対し、大阪市内の5区へと拡大した。配達料金もPickGo 買い物は距離で異なり、遠い場所では1000円以上掛かるが、同サービスは一律550円のため、遠方では安く済むというメリットがある。