東急百、シンクス地下で「東横のれん街」営業開始
東急百貨店は、渋谷ヒカリエShinQs(以下、シンクス)の地下2~3階の食品売場「東横のれん街」を25日にオープンした。東横のれん街は以前、今年3月31日に閉店した東急東横店の地下に立地しており、再編し4月16日に開く予定だった。新型コロナウイルスの感染拡大によって延期していたが、「地域のお客様の利便性向上につなげるため」(東急百貨店)、営業を開始した。
営業時間は通常は10:00~21:00だが、当面11:00~19:00に短縮する。地下2階(売場面積約1750㎡)は菓子、ベーカリー、酒類など、日本の老舗から世界的に有名なブランドまで、幅広い感度とグレードの59店舗を集積した。地下3階(売場面積約1720㎡)は46店舗からなり、バリエーション豊富な惣菜、弁当、健康志向に応えた即席フードなどを提供する。一部店舗は営業開始日を後ろ倒しする。
営業開始にあたり感染拡大防止策として、スタッフのマスク着用や手洗い、アルコール消毒などを徹底し、アルコール消毒液やレジ周辺へのパーテーションの設置をする。イートインスペースの利用も当面は中止する。
シンクスの地上1~5階は臨時休業を継続する。東急百貨店では、本店、吉祥寺店、たまプラーザ店、さっぽろ店など主要店舗では当面の間、食品売場のみの営業を続ける予定だ。