1.3倍の7万6000平米に イオンモール高崎 4月27日 増床棟と合計210店舗
イオンモール高崎が進めてきた増床を伴う大規模改装が、4月27日にグランドオープンする。平面駐車場を活用して既存棟の東側に増床棟を建設し、接続した総賃貸面積は約1万7000平米増の約7万6000平米に広がる。増床棟には40店舗を集積し、約35%を改装する既存棟と合わせた総店舗数は約210店舗に増える。ライフスタイル雑貨からホビー、スポーツ、家電まで大型専門店が出揃う上、飲食や子供関連、ファストファッションなどが拡充され、核店舗である「イオンスタイル」も一新する。親子3世代ファミリーや子育て世代向けのモノ・コト提案を強化し、これまでのノウハウを活用した「次世代モール」に生まれ変わる。
増床棟は3階建てで、店舗面積は約1万7000平米にのぼる。敷地面積も約2万1000平米広がり、駐車台数も約300台増の約4000台に増える。
増床改装のコンセプトは「ミライを紡ぐ次世代モールへ」で、「家族みんながときめくナンバーワンモール」を目指す。増床棟には新規に32店舗を誘致し、既存棟から16店舗が移転する。
増床棟の1階は15店舗(うち移転3店舗)を集積。約2400平米の「H&M」が新規に出店し、既存棟1階の「ZARA」と「GAP」と合わせグローバルファッションゾーンを形成。さらに1階には、カジュアルブランド「WEGO」、スニーカーブランド「スケッチャーズ」、エステサービスを提供するサロン型ショップ「ポーラ ザ ビューティ」などを誘致し、トレンドファッションや美容関連も充実させる。
増床棟の2階と3階にはデイリーニーズに対応する大型専門店を導入。2階は14店舗(うち移転8店舗)で構成し、既存棟から「無印良品」と「未来屋書店」を移設して隣接させ(6月完成予定)、約4200平米の広さで、ライフスタイル&ホビーゾーンを形成する。また、「スターバックスコーヒー」、「保険見直し本舗」などを新規に導入する。
3階はヘルス&デジタルをテーマに、19店舗(うち移転5店舗)で構成。約2800平米で県内最大級のスポーツ専門店「スポーツオーソリティ」をはじめ、スポーツライフスタイルを提案する「コーナーズ」、家電の「コジマ×ビックカメラ」、健康器具「ドクターエア」、ホットヨガ「LAVA」などを新規に導入する。
レストランとフードコートも拡大。既存棟1階のレストラン街は増床棟まで拡大。ハワイアンレストランや焼肉など新規に6店舗を導入し、19店舗に増やす。既存棟3階のフードコートも増床棟まで広げ、子供専用の飲食スペースを配した「ファミリーゾーン」と、木目調のシックな内装にした「大人のゾーン」を設け、客席数を約1000席に増やす。店舗数も「ローストビーフ丼やまと」や「肉丸商店」などを新規に加え、16店舗に増やす。
さらに既存棟3階のキッズ・ベビーゾーンには「こどものあそびば」に加えて、木育をテーマにした「モクイクひろば」を新設するなど、コミュニティ&サービス機能を強化する。
イオンモールではこれまで「未来を紡ぐ次世代モールへ」をテーマに地域と連携した取り組みを進めてきたが、イオンモール高崎でも高崎商科大学、シルクカントリーぐんま連絡協議会、群馬県赤十字血液センターなどと連携していく。さらに、館内にウォーキングコースや体験型ゾーン「ヘルスチャレンジステーション」の開設、子育て支援のイベントなど「ハピネスモール」を目指した取り組みも強化していく。