全身を5秒で計測 データに基づきファッション提案、伊勢丹新宿本店
伊勢丹新宿本店は7月15日、ワコールの3Dボディスキャン技術を、婦人服で初めて活用したサービス「マッチパレット」を開始した。全身18カ所のサイズを約5秒で計測し立体化、データに基づき販売員が一人一人に合う提案を行う。
サービスはまず、最新の3Dボディスキャン計測技術「3D smart&try」で客の身体を計測する。そのデータを伊勢丹独自に分類した27タイプにあてはめ、そのタイプごとに合うブランドやスタイルを提案する。用意したコースは2つで、30分コースは3Dボディスキャン計測とワンポイントアドバイスが受けられる。90分コースは計測後、販売員によるコンサルティングを受けつつ、実際の売場で買い物ができる。
計測は試着室のような部屋にボディスキャンの機械を設置した約5.4㎡の個室で、客が一人で行う。身支度を済ませ個室を出ると販売員の持つタブレット端末にすでにデータが送られている。そのデータをもとにワンポイントアドバイスやコンサルティングを受けられる。コンサルティングは隣接する婦人服売場約50ブランド約1万種類を中心に案内する。
サービス体験後はデータを持ち帰り、オンラインで買い物ができる。またLINEワークスを活用し、「マッチパレット」公式LINEアカウントから、オンラインチャットで、いつでもイセタンパーソナルラボの販売員に、自分の体型タイプに合った洋服選びなどの質問や悩み相談ができる。