西武鉄道と西武リアルティソリューションズ、高架下の広場化で地域に賑わい
西武鉄道と西武リアルティソリューションズは7月23日、「PLAY!高架下」プロジェクトイベントを開催する。西武鉄道池袋線石神井公園駅と大泉学園駅間の普段末活用の高架下に広場(高架下の小さな広場)をつくり、地域の人たちと“使ってみよう”、“遊んでみよう”をテーマに暫定で活用する取り組みだ。今年3月にトライアル開催した際に「定期的に実施してほしい」との数多くの要望があり、継続を決めた。
今年3月に1日限定でトライアル開催したPLAY!高架下プロジェクトは、10のポップアップショップ(うちキッチンカーが2台)、3セッションのトークライブ、ぬりえ・絵本ブースなどで構成。普段は使われていない会場に人が集い、繋がる場となった。定期開催を望む声も多く、継続となった。
今回のテーマは「アート×サステナブル」。このエリアでは多くのアーティストが活躍しており、芸術・文化という側面から発信される街の魅力や、アートとサステナブルを掛け合わせたコンテンツを通して、持続可能な社会を形成するための生活の新たな気付きを、より身近に体感できる。西武鉄道が主催し、西武リアルティソリューションズが企画・運営する。
内容は①地域のギャラリー、アーティスト、作家などの作品の展示販売、②持参した手持ちの古着に地域のアーティストのデザインをシルクスクリーンでプリントして古着をアップサイクル、③地域企業の廃材を集めて遊びをリデザイン、④どこでもすぐに建てられるインスタントハウスでのお絵かきワークショップ、⑤沿線のおいしいものが食べられるフードカー、⑥繋がりをきっかけにして、地域とともに魅力あふれる街をつくることを目指した実証実験「どこでも、つなぐ場by西武つなぐプロジェクト」の展開――などだ。
7月10日には、プレイベントとして同じ会場(高架下の小さな広場)で本イベントの公開実験となる「シルクスクリーンの試し刷りをして、サンプルづくりのお手伝いをしよう」を実施。手持ちの古着を持参して無料で参加できる(先着20人)。また、開催当日にはPLAY!高架下から徒歩7分の石神井公園駅中央口改札前で、練馬区を中心とした西武線沿線産の農産物やご当地食材を集めた第14回「SEIBU Green Marché」も開催される。