2024年11月19日

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星山耕太郎展 Into the Face

2022年5月18日(水)~30日(月)高島屋大阪店 6階ギャラリーNEXTにて開催

高島屋大阪店6階ギャラリーNEXTにて「星山耕太郎展 Into the Face」を開催いたします。

本展は、主に作家自身の創作活動に影響を及ぼしてきたアーティストの肖像を多層的にコラージュした独創的な画面構成の作品で定評の高い、星山耕太郎の高島屋大阪店初個展です。

肖像画の起源は古代エジプトに遡るとも言われています。西洋では王侯貴族、聖職者のみが肖像画を制作することが許された時代から、ルネサンス期を経て大衆へと広がりをみせ、日本においては平安末期から鎌倉時代に、似せ絵として天皇、高僧、武将の肖像画が積極的に描かれた様です。

マンガが描きたくて絵画の世界へ没入していった星山の描く肖像は、特権階級の文化から派生した肖像画を元に、コマ割りの絵画手法を取り入れ、コマの一つひとつに異なる描法で‘主観と客観を同一画面に描く’という独自のコラージュ表現を試みます。対象への畏敬や賛美を、星山の解釈でユーモアとオマージュで再構築した新作約16点を展観します。

立てる自画像(佐伯祐三)(162.1×112.1㎝、キャンバスに油彩、アクリル絵具)

◆作家挨拶文
近年は、自分の芸術のルーツになっている主要人物を描き連ねることで、そこに大きな自画像が表れることを期待してきました。しかし、人に憧れることで多くの影響を受けることは、いずれ免れざるニヒリズムに直面します。本展示では、自身のルーツを整理したうえで、壊すべき要素・活かすべき要素を明らかにし、創造のスタート地点に立ち戻ることを目的としました。タイトルも、肖像画に自由(可能性)を求めて歩み始めた原点回帰の意を込めて、初個展『顔の中へ』を改めて起用しました。昨今の混沌とした社会状況を生きる中で、現在の関心事である「肖像画の現代的リアリティ」「多様の共存条件」を問い直し、さらに鍛え上げていきたいと内省しております。このような足取りから生まれた作品群、皆様が自由に解釈し楽しみを創造して頂けましたならばこれに勝る喜びはございません。星山耕太郎

◆出品内容(予定)
100号:1点
50号:2点
30号: 1点
10号:12点

◆販売方法
抽選販売を実施します。
販売方法等の詳細は高島屋大阪店ホームページをご確認ください。
https://www.takashimaya.co.jp/osaka/topics/10_1_20210623150217/?category=art#contents

◆略歴
1979年 東京都練馬区生まれ
2003年 多摩美術大学 絵画学科 日本画専攻 卒業

【個展】
2010年10月 “顔の中へ” GalleryQ、 銀座・東京
2012年 9月 “彼岸の考察” Gallery百想、 吉祥寺・東京
2017年 8月 “Alter Ego” A.C.T.、 信濃町・東京
2018年 2月 “Flyer” 日本橋高島屋S.C. 美術画廊X、 日本橋・東京
2020年 4月 “PSYCHOLOGICAL COLLAGE” 日本橋高島屋S.C. 美術画廊X日本橋・東京
2020年9月 “Psychological Collage Ⅱ FRAGMENTS”roid works gallery、湯島・東京
2021年11月 “Psychological Collage Ⅲ NAKED” Part1/Part2、roid works gallery、 湯島・東京
2022年 3月”EXPERIMENTAL GROUND”#1 Gallery A8T、仙台・宮城

【グループ展】
2010年12月 GalleryQ、 銀座・東京
2011年 8月 GalleryQ、 銀座・東京
2013年 6月 A.C.T.、 信濃町・東京、11月 ショアウッド、 南青山・東京
2016年 6月 A.C.T.、 信濃町・東京
2017年 1月・2月・5月 ガレリア青猫、 西荻窪・東京
5月 A.C.T.、 信濃町・東京
2018年11月 天神山文化プラザ、 岡山、12月 高粱市歴史美術館、 岡山
2019年 1月 華鴒大塚美術館、 岡山、
2月 A.C.T.、 信濃町・東京、パークホテル東京、 汐留・東京
2020年 2月 銀座洋協ホール、 銀座・東京
9月 ヒルサイドフォーラム、代官山ヒルサイドテラス・東京
2021年 1月・5月 roid works gallery、 湯島・東京
3月 新宿高島屋階美術画廊、 新宿・東京
7月・10月 GalleryA8T、 仙台
9月 RIVERSIDE CLUB、 中目黒・東京
12月 biscuit gallery、 渋谷・東京
2022年 1月 roid works gallery、 湯島・東京

Kurt Schwitters(116.7×90.9㎝、キャンバスに油彩、アクリル絵具)

Pablo Picasso(53.0×45.5㎝、キャンバスに油彩、アクリル絵具)