岸本志津 日本画展
素朴な野の花にも、そこに宿る小さな生命の息遣いと宇宙を感じ取り、女性らしい、たおやかな感性で丹念に描く岸本志津。透明感のあるやわらかな色彩と筆致から、慈愛に満ちた描き手の心が伝わります。今展では、昨年、東京とニューヨークの国際平和美術展に出品された、近年のテーマでもある“白龍”作品のほか、季節の花を情感込めて描いた作品の数々を展観いたします。この機会にご高覧ください。
【岸本志津 略歴】
1997年京都市立芸術大学美術学部美術科日本画専攻卒業。1999年京都市立芸術大学大学院美術研究科絵画専攻修了。1996年日展初入選(以降’97’98’99’00’10’15’16’17’20入選)。2014年花鳥画展優秀賞受賞(松伯美術館/奈良)。2021年「国際平和美術展」(東京芸術劇場/東京、カーネギーホール/ N . Y . )出品。全国の百貨店にて個展開催多数。現在日展・日春展会友、奈良県在住。