過去と現在の集積物である紙を燃やしたり重ね合わせたりすることで、“見えなくなるもの”と、それと同時に、“見えてくるもの”の狭間には、抽象化された時間軸が浮かび上がってきます。様ざまな媒体の中に存在する文字が重なり合うことで深まる言葉の意味や、可視化された“見えていなかったもの”によって、鑑賞者の想像力は掻き立てられるでしょう。ぜひこの機会にご高覧ください。
「記憶の残存」 ( 本と焼いた紙のコラージュ・水彩・キャンバス 、33.2 x 53.2 x 2 cm)価格:9万2400円(税込)
「 HAZAMA-15-20」( 雑誌と焼いた和紙のコラージュ・顔料 、 60 x 60 x 2 cm)価格: 18万4800円(税込)
「HAZAMA-15-18」( 辞書と焼いた和紙のコラージュ・顔料 、 60 x 60 x 2 cm) 価格 :18万4800円(税込)
「ORIZURU」 ( 折鶴(折り紙)・糊 、30 x 30 x 2 cm) 価格: 7万7000円(税込)
「HAZAMA-Triangle」( 辞書と焼いた和紙のコラージュ・顔料 、 75 x 75 x 3 cm) 価格 :38万5000円(税込)
【松尾栄太郎 略歴】
1977年長崎県生まれ。京都造形大学彫刻科在学中に現代美術作家の井田照一氏に出会い、井田が亡くなるまでの10年ほど師事する。主な素材として焼いた紙を使用し、版画技法を活かしながら、多様な表現を生み出している。