京王百貨店、聖蹟桜ヶ丘店の改装第2弾 好調な自主編集エリア拡大、「好日山荘」を導入
京王百貨店は、2月から3月末にかけて、聖蹟桜ヶ丘店を改装する。去年より大規模改装を行い、第2弾となる今回は3月3日に自主編集コーナーを拡大し、25日にアウトドア専門店「好日山荘」を導入。同店は去年に、京王電鉄から6階フロアの返却要請を機に、全フロアでの売場移設を伴う大規模改装に踏み切った。同店がキーテナントとして入る京王聖蹟桜ヶ丘ショッピングセンター(以下、せいせきSC)と連携しながら、地域密着型の郊外百貨店を目指す。
2階では、去年の4月にオープンした自主編集の雑貨コーナー「くらしマルシェ」の好調を受けて、自主編集コーナーを拡大する。同コーナーは、7階の生活雑貨売場で販売していた家電「バルミューダ」、「ブルーノ」、「レコルト」などを移設し、キッチングッズを拡充した。4月14日には、インテリア雑貨の「ダルトン」、吉祥寺の「四歩」をオープンする。また、カジュアルベーシックを基軸に、婦人服からファッション雑貨・インテリア雑貨、一部メンズやキッズアイテムも揃える「セレクトデイズ」を新設した。せいせきSCの専門店街との連絡通路の役割も果たす2階は通行量も多く、再開発で流入してきた30~40歳代のファミリー層の感度に応える。
5階で、FC契約を結んだ好日山荘がオープンする。兵庫県神戸市に本社を置く、日本最古の登山・クライミング・アウトドア用品の総合専門店で、山やキャンプ用の各種グッズ類、シューズ、ウエアなど約120ブランドを取り揃える。
イエナカ時間の充実を図るため、7階の寝具、バスグッズ売場を拡充する。2月23日には、「フランスベッド」、3月3日にはバス・リビング雑貨のセレクトショップの「BToL(ビートゥーエル)」がオープンした。