三井不動産、「ららぽーと台中」の建設に着工
三井不動産は24日、2019年3月に開発を決定した「(仮称)三井ショッピングパークららぽーと台中」の建築工事に着工した。開業は2022年秋を予定し、施工は大成建設が行う。
湧泉公園と C 棟外観(イメージ)
敷地面積は約4万3000㎡、延床面積は約19万7000㎡(立体駐車場面積含む)、店舗面積は約6万8000㎡。湧泉公園に隣接するC棟と、隣接する建國市場のレンガをイメージしたE棟の2棟からなり、C棟は地下1階~地上7階(1~5階が店舗)、E棟は地下1階~地上4階(地下1階~3階が店舗)。2棟は2層の連絡ブリッジで接続する。
モール内部の様子(イメージ)
店舗数は約270を予定する。台湾内外のファッションブランド、日系含む台中未進出店やご当地グルメなどで構成される2つのフードコートを含む飲食店、スーパーマーケットなどデイリー性の高い店舗などで構成する。またサービスやエンタ―テイメント機能を充実させることで、台中の消費者ニーズに総合的に応える時間消費型商業施設を目指す。
ららぽーと台中は在来線台湾鉄道台中駅から徒歩約6分の市街地エリアに立地。5㎞圏内に約100万人、自動車で30分圏内には約220万人が居住する。
すでに開業している三井アウトレットパーク台湾林口・台中港、開発中の「(仮称)三井アウトレットパーク台南」を含めると、ららぽーと台中は三井不動産が台湾で開発する5施設目の商業施設となる。また今回着工した「(仮称)三井ショッピングパークららぽーと台中」のほか、台北市東部の新都心南港区でも2022年開業予定の「(仮称)三井ショッピングパークららぽーと台湾南港」を開発している。