「グランスタ八重北」が4月下旬に開業 多様な45飲食店を集積
東京駅構内八重洲北口の改札外にある飲食店街「グラングルメ」が一新され、「グランスタ八重北」が誕生する。エキナカ商業施設事業を展開しているJR東日本クロスステーション デベロップメントカンパニーがリニューアルを手掛け、飲食店街全体の名称をグランスタ八重北とし、4月下旬に第1弾、7月下旬に第2弾を開業する。
地下1階の黒塀横丁、1階のキッチンストリート、2階の北町ダイニングからなるグラングルメが開業して17年経ち、その間に食のトレンドが大きく変化。特に新型コロナウイルスによる生活スタイルの変化もありグラングルメとしても抜本的な対応が不可欠となった。グランスタ八重北として一新される飲食店街は出張や旅行などの駅利用者だけでなく、近隣のオフィスワーカーなどにも日常的に利用できる施設とし、新たなターゲットとして食への感度の高い30代の男女に設定した。
新規11ショップ・既存3ショップ(移設含む)からなる「黒塀横丁」は気の利いた店を揃え、落ち着きと大人の賑わいを併せもつ施設に。キッチンストリートは名称変更され「八重北食堂」となる。八重北食堂は従来のシルバーを基調とした環境から木をベースにした温かみのある環境とし、より親しみをもって利用できる施設とする。八重北食堂の店舗数は新規14ショップ・既存10ショップ(移設含む)。既存7ショップからなる北町ダイニングは「北町酒場」へと名称のみ変更となる。
グランスタ八重北へ新規出店が予定されているのは、ネオ大衆酒場の先駆けが手掛けるストリート酒場。20タップ以上のクラフトビールや海外のビールなど幅広いアルコール類や様々なジャンルの一品料理を提供する。食の雑誌dancyuがプロデュースする「dancyu食堂」も登場。「毎日通いたくなる」をコンセプトに提案するメニューで、昼は定食、夜はお酒とつまみを楽しめる。誌面との連動企画や生産者と消費者をつなぐイベントも実施予定。人気のビストロ、老舗の鰻卸業にルーツをもつ鰻専門店も登場する予定。
グランスタ八重北(売場面積約4400㎡=1階約2000㎡・地下1階約1200㎡・2階約1200㎡)は新規25ショップを含む全45ショップでなり、カフェ、和洋中、エスニックなどバラエティ豊かな業種が集結し、ひとりでのクイックランチや仲間と楽しめる居酒屋・バルなど多種多様な業態が展開される。