2024年11月19日

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「Ode 岩田壮平 日本画展」

生命の艶やかな美しさを謳いあげた作品約25点を一堂に。

会期:11月24日(水)~29日(月)会場:日本橋三越本店 本館6階 美術特選画廊

日本橋三越本店では、11月24日(水)から11月29日(月)まで、本館6階 美術特選画廊において「Ode 岩田壮平 日本画展」を開催いたします。岩田壮平氏は、花々の持つ美しさや生命力を独自の色彩感覚で表現した作品が高い評価を得ている、現代日本画壇の次代を担う作家のひとりです。本展では、「Ode-抒情詩」と題し、四季折々の花をモチーフに描いた作品を中心に、初公開となる六曲一隻の屏風「花雲」をはじめ、大作から小品まで、生命の艶やかな美しさを謳いあげた作品、およそ25点を一堂に展観します。

「花ーOde」100号

岩田壮平氏は、大胆な構図と色彩鮮やかな独自の色彩感覚で花や生物の持つ美しさや生命力を表現し、高い評価を得ている日本画家です。「日展」をはじめ、数々の公募展での多数の受賞歴を誇り、2013年には婦人アパレルブランド〈 ENFÖLD 〉とコラボレーションするなど、活動の幅を広げ、日本画壇の次代を担う若手実力派作家として注目され、人気を博しています。
本展は、「Ode-抒情詩」をテーマに、垂らし込み※という日本画の伝統的な技法を自在に操り、花々や生物の生命の艶やかな美しさを謳い上げた作品の数々をご紹介します。初公開となる六曲一隻の屏風「花雲」をはじめ、牡丹、アマリリス、あやめ、薔薇といった四季折々の花や鯉をモチーフに描いた作品、およそ25点を一堂に展観します。

※垂らし込み…古くは、琳派を代表する江戸時代の画家俵屋宗達が編み出したとされる日本画特有の技法。先に塗った絵具が乾かないうちに異なる濃度の絵具を加え、複数の色彩同士が混じり合うときにできる自然な形や、濃淡によって陰影や立体感を与える描き方。偶発的な要素が高く技法を操る技術力や色彩感覚が大きく問われる技法。

「花雲」六曲一隻(h166.5×w370.8cm)

「緋牡丹」15号

「都波喜」10号

  • 「Ode」とは抒情詩を意味する。
    我々は、いつもEpochの中にいて右へ左へと走る。
    そしてすれ違いざまに喜怒哀楽の挨拶を互いに交わし、また走るのです。
    片や時折見上げる空や大地に咲く花。頬を掠める風に季節の気配を感じ、
    いつも見慣れたものの些細な変化に感動をして、
    こんなにも豊かな抒情の詩を口遊み・・・。
    可笑しなものです。面白いものです。不思議なものです。
    相反する心を持ち合わせながら我々は生きているのです。
    2021年 秋
    岩田壮平
    (本展カタログより)

■岩田壮平 Iwata Sohey 略歴
1978年 愛知県生まれ
1981年 華道池坊入門(’95まで)
1999年 日春展 以後毎年出品(’08,’09 奨励賞、’10 日春賞受賞)
2001年 日展 以後毎年出品(’05,’10 特選受賞)
2002年 金沢美術工芸大学大学院美術工芸研究科修士課程絵画専攻修了
2008年 第7回 菅楯彦大賞展 大賞受賞
第4回 東山魁夷記念 日経日本画大賞展 入選(’12)
2012年 個展「めもあやな」/日本橋三越本店・名古屋栄三越・福岡三越・仙台三越
2013年 婦人衣料 ENFÖLDとのコラボレーション/ENFÖLD・伊勢丹各店・基幹店
2015年 第6回 東山魁夷記念 日経日本画大賞展 大賞受賞
2016年 個展「野馬荘という名の画室より」/佐藤美術館(東京)
個展「蒐められた花」/日本橋三越本店
2020年 初の画集『cycle』刊行
現 在  武蔵野美術大学教授 日展会員

■「Ode 岩田壮平 日本画展」概要
会期:2021年11月24日(水)~11月29日(月)午前10時~午後7時(最終日は午後5時まで)
会場:日本橋三越本店 本館6階 美術特選画廊
https://www.mistore.jp/store/nihombashi/shops/art/art/shopnews_list/shopnews0214.html
デジタルカタログ:https://my.ebook5.net/mitsukoshi/artiwata1124/

■日本橋三越本店
住所:東京都中央区日本橋室町1-4-1
電話:03-3241-3311 大代表
営業時間:午前10時~午後7時
https://www.mistore.jp/store/nihombashi.html

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