高島屋 金融事業を本格化 SBI証券らと業務提携
高島屋は、ファイナンシャルサービス事業に参入する。高島屋と連結子会社の高島屋ファイナンシャル・パートナーズが、ほがらか信託と3月31日付で資本業務提携契約を、SBI証券と4月13日付で業務提携契約を、それぞれ締結した。高島屋グループの顧客基盤を生かしながら、投資信託をはじめとする金融商品を提供し、収益力を引き上げる。高島屋グループは推進する「まちづくり戦略」で金融を「第三の柱」と位置付けており、100億円規模の営業利益を目指す。
高島屋は、提携の目的を「さらなる成長に向けて金融業の強化・拡大に取り組んでおり、『人生100年時代』を見据え、生涯の生活を支える金融資産の長期・安定的な形成に繋がる、お客様向けのファイナンシャルサービス事業に参入する」と説明。SBI証券の商品やサービスをグループの顧客向けに提供するほか、ほがらか信託の発行済株式の33.4%を第三者割当増資で取得し、信託や資産承継関連サービスなども扱う。