初のエキソト「ウォーターズ竹芝」4月13日に先行開業 アトレ
商業施設、劇場、オフィス、ホテルで構成する複合施設「ウォーターズ竹芝」が4月13日に先行開業する。商業施設の「アトレ竹芝」は、タワー棟とシアター棟の1階から3階に入居し、「大人」を対象に、新たな体験・学び・出会いを演出して新しい豊かさと好奇心を満たす場所を創出する。コミュニティラウンジやナイトラウンジ、カフェ、オーガニックスーパー、ビアレストランなど22店舗で構成する。グランドオープンは7月14日を予定している。
ウォーターズ竹芝は、JR東日本が手掛ける竹芝ウォーターフロント開発計画。JR浜松町駅から徒歩約6分の距離で、浜離宮恩賜庭園の目の前に位置する。高層ビルのタワー棟と、劇団四季が入居するシアター棟、既存の自由劇場と施設の間の広場、10階建てのパーキングで構成。文化・芸術を核とした「複合型のまちづくり」を進める。水辺の立地特性を生かし、周辺の舟運事業者と連携した地域の活性化や教育機関と連携した環境再生・学習の場づくり」にも取り組む。
タワー棟は地下2階、地上26階建てで、延床面積は約6万2300平米。シアター棟は地下1階、地上6階建てで、延床面積は約2万8100平米。
商業施設は、駅ビルを運営するアトレが、初めて「エキソト」で手掛ける。「アトレ竹芝」は、両棟の1階から3階に入居し、店舗面積は約7800平米。提供する価値として「感性に、遊び場を。」を掲げ、大人に向けた新たな「体験、学び、出会い」の演出を具現化していく。
タワー棟は、浜離宮恩賜庭園が臨める空間を生かして、気軽なカフェから特別な日のファインダイニングまで飲食を中心に11店舗で構成。シアター棟は、「ダイバーシティを理解する場、新しい時代のコミュニティをつくる社交場」と位置づけ、ミュージアム、ラウンジ、飲食店など11店舗を集積する。
タワー棟が先行開業し、海外のクラフトビールを樽生で提供するレストラン「ブラウンアターフェル」、パリ発のオーガニックスーパーマーケット「ビオセボン」、第3のハンバーガーカフェ「ザ・サード バーガー」などが揃う。
シアター棟は7月14日に開業予定で、「ダイアログ・ミュージアム 対話の森」をはじめ、フレンチレストラン「テラコヤ」、日本初のラグジュアリーオーシャンビューラウンジ「バンクサーティー」、劇場型コミュニティースペース「シャコウバ」、大自然をテーマにした子供のためのエンターテインメント施設「キュラフル」、ドリンクを楽しみながら遊べるエンターテインメント施設「デジタル パーク ラグジィ」などがオープンする。
ホテルは「メズム東京、オートグラフ コレクション」がタワー棟の16階から26階に入居(全265室)。JR東日本グループの日本ホテルがマリオット・インターナショナルと提携して開業する。
劇場は、劇団四季創立67周年を迎える7月14日に「JR東日本四季劇場『秋』」が、次いで9月10日に「NOMURA野村證券ミュージカルシアター JR東日本四季劇場『春』」が開業する。
春は四季専用劇場の中で最大の客席数約1500席を有する(秋は約1200席)。客席最後方から舞台までの距離が最大でも25メートル程度のコンパクトな空間で、これまで培ってきた劇場設計のノウハウを結集した最新の劇場。竹芝には既存の四季専用の「自由劇場」があり、「春」と「秋」と共に日本演劇文化の新たな発信拠点を目指す。