ワコール×ベビカム 共同調査を実施 出産後、体型戻らず7割
ワコールは、妊娠、出産、育児の情報サイト「ベビカム」を運営するベビカムと共同で、産前産後の体型管理とスキンケアに関する調査を行った。その結果、約9割の母親が産前と産後で身体の変化を感じており、中でも最も変化を感じているのは体型、ボディラインであるということが判明した。一方で、出産後に出産前の体型に戻った母親はわずか約3割だった。両社は調査結果をもとに、ワコールのファミリーウェアのアンバサダーに今春就任した、皮膚科医で3児の母でもある友利新さんをゲストに招き、プレママとママ向けのセミナーを開催した。
調査は、今年2月にインターネット上で、ベビカム会員の627名を対象に行った。
「出産後、出産前の体型に戻ったと思いますか?」という質問に対して、「ほとんど戻った」という回答は27.0%。約3割しか体型が戻っていないことがわかった。「産前と産後でからだの変化を感じていますか?」という問いには、89.7%が感じていると回答。変化を1番感じる箇所は、「体型、ボディライン」(80.3%)がトップで、次に「髪質、抜け毛」(58.4%)だった。
体型やボディラインに変化を感じる母親が多いことが判明したが、「体型を戻すために対策をしましたか?」という質問に「した」という回答は55.2%。ほぼ半数が対策をしていなかった。
対策をしなかったと答えた人からは「育児で時間が取られて運動できなかった」、「産後体調が良くなくて、体型までケアできなかった」など、自分に時間を割く余裕がなかったという意見が多く寄せられた。
この結果に対し友利さんは、「子育て中はただでさえ時間がありません。ガードルをはいたり、ボディラインをきれいに見せるためにサイズのあった下着をつけたり、無理のない範囲でできることをきちんとすることが、忙しい子育て世代の人に必要なのかなと思います」とコメントした。
ワコールとベビカムは調査結果をもとに、友利さんを迎えて「心身ともに健やかなママライフを送るためどんなことに気をつければ良いのか」を考える、プレママとママのためのセミナーを開催。友利さんが産後にスキンケアや体型管理で意識したことや下着の選び方、育児と仕事の両立のコツなどについて語った。詳しい内容はワコール マタニティの公式サイトで公開している。
友利さんは、皮膚科、内科の医師。医師という立場から美容と健康を追求し、雑誌やテレビを中心に、美しく生きるための情報を発信する。アンバサダー就任について、「ワコールの商品を我が家では家族で愛用しています。良さを多くの人に伝えられたら」と語った。
ワコールはワコール マタニティで、授乳機能が付いた産前・産後兼用のノンワイヤーブラ「ハンモックのようにつつみこむブラ」、腰をサポートする「ズレにくい 産前&産後 骨盤ベルト」、下半身のたるみを引き上げる産後用ガードル「SUHADA 肌リフト―産後―」など、産前、産後の身体を支える商品を多数展開している。