国会図書館 電子展示で「百貨店ある記」を公開
△三越の呉服陳列を各地方に宣伝した明治29年のポスター(国立国会図書館ウェブサイトより)
国立国会図書館は2⽉7⽇、ミニ電⼦展⽰「本の万華鏡」において、第27回「百貨店ある記〜買うときめき、めぐる楽しみ〜」を公開した。明治末期から昭和初期までを中⼼とした、黎明期の百貨店にまつわる⽂化や歴史が、ウェブ上で見られる。
近代⽇本の百貨店は華やかな都市⽂化の発信地であった。流⾏を⽣み出す広告や壮麗な百貨店建築、商品の陳列販売や⼥性店員の登⽤、さらに展覧会や⾷堂、屋上庭園など、今につながる当時の百貨店の試みが見てとれる資料となっている。
国立国会図書館のミニ電子展示「本の万華鏡」は、平成21年5月から提供を開始した。時事的なもの、身近で楽しいものなど、様々なテーマについて、蔵書を使って紹介するミニ電子展示だ。数か月ごとに新しいテーマを追加しており、27回目となる今回からはスマートフォンの閲覧にも対応した。