資生堂 消毒液を国内で生産開始 月20万本を医療機関へ提供

2020/04/28 11:02 am

資生堂は、手荒れに配慮した指定医薬部外品の手指消毒液を開発し、4月17日に生産を開始した。まずは栃木県の那須工場で始め、5月以降は大阪工場(大阪府)、掛川工場(静岡県)、久喜工場(埼玉県)でも製造する。毎月合計20万本(約10万リットル)の消毒液を、医療機関などを中心に提供する。

 

資生堂は現在、日本国外でも消毒液を生産し、医療機関へ提供している。フランスでは、オルレアン市のバル・ド・ロワール工場で週に約2万本を、アメリカでは、ニュージャージー州のイーストウィンザー工場で初回8.5万本の消毒液を製造した。

 

厚生労働省から承認を受けた手指消毒液の承認情報(処方)は、他の企業にも広く開示するという。資生堂は「新型コロナウイルス感染拡大の抑制に関して、当社にできるあらゆる可能性を考え、即実行していきたい」という方針を掲げ、資生堂の知見、技術、設備を活かした対策を検討、実行している。

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