松屋、自転車通勤スタイル「バイクビズ」を提案
2020/10/08 3:56 pm
松屋は7日~20日、自転車通勤のスタイリングを提案する「バイクビズ」特集を5階の紳士フロアで展開する。自転車で通勤し、そのまま仕事ができるよう、ストレッチ性の高いジャケットやパンツ、スニーカーなどと実際の自転車を集積。気になった商品は元の売場で試着・購入してもらうよう促す。コロナ禍で電車通勤を避けたい人が増え、それとともに注目されている自転車通勤。都心にマッチしたスタイリングを提案する。
売場でまず目に入るのは個性的なフォルムの自転車。元カーデザイナーの山田敦彦氏が作る「Populomobile(ポプロモビル)」だ。シンプルながら扱いやすく、特徴的なフレームのおかげで乗り降りしやすい。パーツも世界中のメーカーからこだわりのものを集めた。乗り心地に直接影響するハンドルやサドルはもちろん、ベルの音までもデザインの一部と考え、何種類も試したというこだわりの1台。安全性にも優れており、ビギナーでもプロでも乗りやすいバランスを追求した。そのフォルムの美しさはシティユースにぴったり。全長は145cmと非常にコンパクトなため、マンションのエレベーターにも乗せやすく、部屋に飾ることも可能。価格は26万2900~39万8200円のものを松屋で20日まで展示・販売する。10日、11日、17日、18日の14~18時はデザイナーの山田氏も売場に立つ。
アパレルは7ブランドを集積。マッキントッシュ ロンドン、ボール・スチュアートなどは自転車でも動きやすいストレッチの利いたジャケットを用意。着替えることなくそのままオフィスで仕事ができる。またラコステやサイコバニーからはカジュアルなパーカーやウインドブレーカーなどを展開する。フェリージのセットアップ「アーバントラベラー」は、ジャケット(写真、9万200円)がレインコートなどを製造する「モンテドーロ」、ボトム(4万1250円)は「インコテックス」というそれぞれ専業ブランドが手掛けたもの。それぞれの得意とするアイテムを組み合わせてセットアップを完成させた。
革を使用したスニーカー「GEOX」はレザーの高級感がきちんとした印象を与えつつも、靴の中は通気性があり蒸れにくい仕様。自転車通勤で汗をかいても快適に過ごせる。価格は2万8600円。
「自転車通勤に関するニーズは高まっておいる。都心でも違和感なく溶け込めるスタイルを提案したい」(松屋営業四課紳士課メンズキャラクター・紳士特選係バイヤー土屋裕行氏)と高まりつつあるバイクビズ需要を掴みに行く。
※価格はすべて税込み