東武百貨店、寅年の福袋は“トライ”を応援

2021/10/29 2:59 pm

寅年はトライを応援! 東武百貨店池袋本店は28日、2022年の福袋を発表した。テーマを「応援」、キーワードを「運気UP!で、トライ!を応援」と定め、新たな趣味や体験などに挑戦できる福袋を用意。胃袋の限界に挑める食べ放題や巨大な食べ物の福袋、サブスクリプションを楽しめる果物や牛肉の福袋、自宅で旅行やキャンプの気分を味わえる福袋、東京五輪のスケートボードの解説で話題を集めた「ゴン攻め」(=果敢に攻める、挑む)に掛けた超高額な福袋などを揃えた。キーワードの運気UP!にちなみ、縁起物である羽子板や鶴、大漁船、虎などを表現した福袋も展開。主に店舗とインターネット通販サイトで販売し、前年の1.2倍の売上げを狙う。

コロナ禍を踏まえ、福袋は事前販売、応募抽選販売、年始販売の3種類で販売する。事前販売は年内受け取りと年明け受け取りに分かれ、前者は11月15日~12月10日に販売し、購入者は12月26~30日に店舗か自宅で、後者は11月15日~12月25日に販売し、購入者は店舗(1月2日の午後1時~7日)か自宅(1月4~7日)で、それぞれ受け取る。

応募抽選販売の対象は、主に数量限定の体験型。購入希望者は12月1日~来年1月3日の午後6時までに、店舗や東武百貨店のウェブサイトで申し込む。当選者には1月4日以降に電話で連絡する。

年始販売の期間は1月2~5日。各売場で販売する。東武百貨店は「3密」を防ぐため、今年も販売の方法を工夫した。

福袋の内容では、特に“挑戦”が多彩だ。「バルマルシェコダマ ミートデリカテッセン」の「生ハム食べ放題福袋」(5点<5組・10人>限定、2022円)や「パオパオ」の通常の5倍のサイズの肉まんが入った「ジャンボ肉まん福袋」(30点限定、1080円)で胃袋の限界にチャレンジできるほか、厳選された旬のフルーツが1月から6月まで定期的に届く「フルーツショップ青木」の「サブスク果物福袋」(10点限定、2万220円)、半年に亘り毎月1回1万円分の牛肉を選べる「柿安」の「サブスク福袋」(3点限定、3万円)、30日間に亘り毎日ソフトクリームかシェイク、サンデー、飲み物をもらえる「お芋とポテトとさつまいも」の「甘党必見!サブスク福袋」などは、初めてのサブスクに最適。サブスクの福袋は人気で、前年は抽選の倍率が136倍だったという。

また、「おうちでトライ!」と位置付け、13道府県の銘菓を詰めた「全国銘菓撰」の「こたつで旅気分福袋」(50点限定、5400円)、フィリピンのミンダナオ島の独自農園で栽培したバナナが全房(約30キログラム)自宅に届く「九州屋」の「バナナ全房シェア福袋」(1点限定、2万220円)、ライトやランタン、蓄熱式湯たんぽ、ブランケット、キャリーケース、ベンチなどをセットにした「5050WORKSHOP」の「おうちキャンプ福袋」などを提案。自宅で旅行やキャンプの気分を味わえる。

28日の発表会では、社員が魅力を熱弁した

福袋の範疇にとどまらない“ゴン攻め”で高額品もラインナップ。「肉のふがね」の「岩手短角和牛セシーナ Vintage24ヶ月熟成」(2点限定、88万円)は、生ハムの職人が自宅を訪れて調理する。スペイン製の生ハム専用の台、生ハム専用のナイフも付く。「西川」の「王様、王妃様の極眠ペア布団」(1点限定、300万円)は、アイスランド産のアイダーダックの羽毛を使った掛け布団とオーストラリア産の羊毛を用いたシーツのセット。最高の眠りを体感できるという。「SGCゴールドショップ」の「新春祝い酒器福袋」(1点限定、2022万円)は24金の銚子、ぐい呑み、七福神像、額からなる。

キーワードの「運気UP!」に紐付け、縁起物の羽子板や鶴、大漁船、虎などを表現した福袋も登場。羽子板に鮪や鯛、平目など約12種類の“お造り”を盛り合わせた「魚力」の「魚力 羽子板盛」(5点限定、8510円)、約15種類の刺身を舟盛りにした「魚の北辰」の「大漁福袋」(10点限定、1万800円)、フォトジェニックなブースで虎をモチーフにしたケーキを頬張る子供の姿を写真に残せる「LOVST」の「スマッシュケーキスペシャル福袋」(30点限定、3万円)などだ。

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