コロナ禍で注目、菌の増殖を抑える「西川のキレイなふとん」シリーズ
2020/11/25 12:00 pm
西川が展開する寝具シリーズ「西川のキレイなふとん」が好調だ。制菌加工を施すなどしたふとんがコロナ禍で大注目を浴び、全国の百貨店の臨時休業以降売上げが大きく伸長した。「大きくて洗濯をするのは大変だが、肌に触れるモノはキレイにしたい」という消費者のニーズをがっちりつかんだ格好だ。
西川のキレイなふとんは2月から2シリーズ、10月にもう1シリーズを追加し全国の百貨店などで展開している。制菌加工を施した「西川のキレイなふとん Medic Pure(メディック ピュア)」と、アレル物質対策加工を施した「西川のキレイなふとん Aller-Wall(アレルウォール)」だ。10月には蓄熱・調温機能がついた「西川のキレイなふとん サーモフィット」を発売した。
メディック ピュアは、抗菌よりもさらに優れた制菌作用を持つ。繊維に付着した細菌の活動を停止・低下させ、増殖を抑えるピュアスレッド糸(PURE THREAD)を使用。制菌は、菌の増殖を抑える抗菌よりも強い効果があり、洗濯してもその効果が持続する。また臭いの元となる菌を抑えるため防臭効果も期待できる。シリーズには掛けふとん、敷きふとん、ベッドパッド、まくら、カバーリングを取り揃えており、全て家庭の洗濯機で洗うことができる。
アレルウォールには、3つの機能を複合した独自の「アレル物質対策加工」を施した。ダニの嫌がる成分を生地に加工した防ダニ加工、生地表面への花粉を付きにくく、さらに落ちやすくする防汚加工、付着したアレル物質に働きかけるアレル物質低減加工の3つだ。自宅での洗濯が可能で、掛けふとん、敷きふとん、オーバーレイ敷きふとん、まくら、カバーリングを展開する。
サーモフィットは独自に開発した国内寝装業界では初となる特殊機能わた「Dan-Mix(ダンミックス)」を採用した新感覚の掛けふとんだ。羽毛ふとんと同等レベルの暖かさと軽い掛け心地を備えつつ、欠点とされる臭いや綿ぼこりの量を抑えた。ダンミックスは、住宅の断熱材に使用されている「高蓄熱樹脂」を繊維用に開発し、寝具の保温素材として応用したもので、蓄熱機能があり、環境温度変化に対して過度な上昇・低下を抑える調温機能を持つ。寝床内を適温に保つことができるため、冬でも快適な寝心地だ。家庭用洗濯機で洗え、防ダニ生地効果でアレルギーも出にくい。
展開商品と価格は、メディック ピュアが合繊掛けふとん(1万4800円)、合繊肌掛けふとん(9800円)、敷きふとん(2万2000円)、ベッドパット(1万円)、まくら(5000円)、掛けふとんカバー(1万2000円)、ピローケース(3000円)、クイックシーツ(8000円)など。アレルウォールは合繊掛けふとん(2万)、合繊肌掛けふとん(1万5000円)、敷きふとん(3万円)、オーバーレイ敷きふとん(2万円)、まくら(8000円)、掛けふとんカバー(7000円)ピローケース(2500円)、クイックシーツ(6000円)。サーモフィットの掛けふとんは2万3000円。